NHL2030年未来戦力評価:レンジャーズなど7チーム分析

NHLチーム紹介

はじめに

 「2030年のスタンレーカップは誰の手に?」──そんな未来の話に、NHLファンならワクワクせずにはいられませんよね🥅✨

 今回は、2030年時点での「チームの将来性」に基づいてまとめられたランキングから、ティア3=アウトサイダーズ(つまり、優勝争いには厳しいかもなグループ)の7チームを紹介します。

今回の記事は、上記記事の続編となります。

参照記事:Daily Faceoff「NHL 2030: Projecting the standings and Stanley Cup winner in five years

NHLの2030年を見据えたチームランキング!~ティア3:アウトサイダーズ編~

 今はまだトップを狙うには材料が足りないけれど、希望の光も見える…そんなチームたちの今と未来をチェックしていきましょう!

第24位:ニューヨーク・レンジャーズ

2030年の契約下コア選手:イゴール・シェスターキン、J.T.ミラー、アレクシス・ラフレニエール
契約終了予定の選手:アダム・フォックス、アルテミ・パナリン、ウィル・カイリー

 レンジャーズの将来には、ちょっと不安材料が多く、いくつかの赤信号が灯っています😥

 例えば、もし2030年のスタンレーカップ争いをしようとしている頃、J.T.ミラーとミカ・ジバネジャドは、37歳になってもまだ契約が残っている見込み。これはちょっと重たい…。

 若手のゲイブ・ペロー(ボストン・カレッジから加入。2024-25シーズン、5試合出場)やスコット・モロー(カロライナ・ハリケーンズから移籍。14試合出場、1ゴール・5アシスト)がロスターの世代交代を助けていて、戦力になればいいのですが、状況を一変させるような「救世主」、ブルーチップ1級のプロスペクト(超有望株)はいないのが現実。

 ただし、守護神イゴール・シェスターキンが、34歳でMSG(マディソン・スクエア・ガーデン=レンジャーズのホーム・アリーナ)のゴールを守っているのは大きな強み。

 また過小評価されている武器2であり、ニューヨーク出身のアダム・フォックスは2029年以降も再契約する可能性が高いが、それも確実とは言えません。ここが希望の種になればいいのですが🌱

 とはいえ、2023年型に近いチーム(シーズン最多勝チーム)と比べると、今のチーム作りは2030年に本気で優勝を狙うには少し苦しいかも。

第23位:ニューヨーク・アイランダーズ

2030年の契約下コア選手:マット・バーザル、イリヤ・ソロキン、マシュー・シェーファー
契約終了予定の選手:アダム・ペレッチ、マクシム・ツィプラコフ、ジョナサン・ドルーアン

 同じニューヨークでも、ロングアイランドのアイランダーズは、最近ようやく未来に向かって舵を切り始めたところ🚢

 GMのマシュー・ダルシュ3は、ロングアイランドの方向性を素早くリセットするために迅速な行動を取りました。彼が着任後、ドラフト・ロッタリーの勝利(2025年ドラフト、全体1位指名権獲得)とトレードによるノア・ドブソンの放出4は、最近方向性を失っていたフランチャイズにとって、良いニュースが立て続けに舞い込んできました。

 将来の形は見え始めています。ただし、ルー・ラモリエロ時代に結んだ不可解で謎めいた長期契約5が、今後もチームの柔軟性を制限し足かせになりそう…。

 2030年に関して言えば、ベテラン勢がすでにピークを過ぎ、若手もまだ本格稼働とはいかないタイミング。うまく不要な契約をいくつか整理できれば、再浮上のスピードを加速するためには不可欠でしょう。

第22位:バッファロー・セイバーズ

2030年の契約下コア選手:ラスムス・ダリーン、テイジ・トンプソン、オーウェン・パワー
契約終了予定の選手:ライアン・マクラウド、ウッコ・ペッカ・ルッコネン、ボーウェン・バイラム

 バッファローを信じたい。心からそう思っている。でも、それは難しい。──これがセイバーズに対する正直な気持ち😅

 ダリーン、トンプソン、パワーというセイバーズが誇る才能ある豪華な3人を、2030年までしっかりキープしているのは朗報。それは心強い。ただし、課題も山積みです。でも、14年連続で成績は最下位から18位の間をさまよい続けている低迷は伊達じゃありません…。

 フリーエージェントを引き寄せる力の欠如、ビジョンを持たないオーナーシップ6、コロコロ変わるフロントとコーチ陣、そして選手育成の難航。こうなると、2026〜2030の5年間で1回でもプレーオフに出場できたら、それだけで御の字という状況なんです。

第21位:カルガリー・フレームス

2030年の契約下コア選手:マット・コロナート、マッケンジー・ウィーガー、ゼイン・パレック
契約終了予定の選手:ダスティン・ウルフ、ナゼム・カドリ、コナー・ザリー

 ダスティン・ウルフの華々しいルーキーシーズンに牽引され、フレームスはプレーオフを逃したチームとしてNHL史上最多の96ポイント7を記録しました。すごいけど、この結果は不運としか言いようがありません…🔥

 ただし、96ポイントを再び叩き出すのは難しいかもしれません。なぜなら、攻撃陣はリーグ29位8という結果に終わり、明確な攻撃力の補強も見られないからです。

 このフランチャイズに“看板選手”がいない中で、2029年まで契約下にあるウルフが、次の5年間の中心になる可能性があります。彼を軸にどう戦っていくかが今後のカギ。

 しかしフレームスが中途半端なチームに終わらないためには、巧妙な補強と組織的な選手層の厚みが不可欠です。それができれば、浮上の可能性はあるけど…今のままでは短期的にも長期的にも「中の下」で止まりそうな雰囲気です。

ウルフはスター性を持ったゴーリーで、これから年を追うごとにチームを引っ張っていくと思う。ただ、攻撃力に不安のあるチームなのに、ゴーリーばかりが目立つのもどうかと。

第20位:タンパベイ・ライトニング

2030年の契約下コア選手:ブレイデン・ポイント、ブランドン・ヘーゲル、ジェイク・ゲンツェル
契約終了予定の選手:ニキータ・クチェロフ、ビクター・ヘドマン、アンドレイ・バシレフスキー

 タンパの未来は…ちょっと不透明🌫️

 なぜなら、2030年時点で、クチェロフ(2030年時点で37歳)、ヘドマン(38歳)、バシレフスキー(35歳)がすでに現役を退いているか、まだ現役だったとしても、今のような活躍を期待するのは難しいかもしれません。

 いずれも殿堂入りクラスの選手たちですが、年齢には逆らえませんよね。

 2030年のチームの鍵を握るのは、ブレイデン・ポイント、ブランドン・ヘーゲル、ジェイク・ゲンツェルらに加え、アンソニー・シレリやエリック・チェルナクといった面々ですが、彼らは30代前半を迎えた主力になります。

 GMのジュリアン・ブリズボワ9は俊敏かつ非情な手腕で知られ、決断力のあるタイプなので、チームが停滞すればガツンと改革を躊躇わないタイプです。

 けれど、このままいくと、タンパは2022〜25年のピッツバーグ・ペンギンズのような状況に陥るリスクがある――有名な選手は揃っているが、年齢的にプレーオフで勝てるチームではない、というパターンになってしまうかも…🧓🏒

讃岐猫
讃岐猫

第19位:セントルイス・ブルース

2030年の契約下コア選手:ロバート・トーマス、ジョーダン・キルー、ジミー・スナガルード
契約終了予定の選手:ディラン・ホロウェイ、フィリップ・ブロバーグ、ジョーダン・ビニングトン

 ブルースは大胆な動きを見せました💥

 元オイラーズのホロウェイとブロバーグ10に対して大胆なオファーシートを出して獲得し、一気に14位まで順位を上げて、2022年以来のプレーオフ出場を達成しました!

「大胆なオファーシート」については、こちら。

 もしこの2人の元オイラーズの選手が延長契約を結び、ホーファーがビニングトンの後継者として機能し、トーマスとキルーが順調に年齢を重ね、プロスペクトたちが開花すれば、しばらくはプレーオフ常連チームになれそうな予感🎯

 でも「もし◯◯がうまくいけば…」がちょっと多すぎるのも事実。逆に言えば、ヘッドコーチのジム・モンゴメリー新体制による効果が一時的だったり、スター選手を欠くこの組織が選手育成でも失敗すれば、2030年までにまたリセットに踏み切る可能性もあります。

ブルースで客を呼べる数少ない(失礼!)スター選手、ジョーダン・キルー。彼中心のチーム作りをしていくのかどうか、チームの分岐点になると思う。

第18位:シアトル・クラーケン

2030年の契約下コア選手:マッティ・ベニアーズ、シェーン・ライト、バークリー・キャットン
契約終了予定の選手:ヴィンス・ダン、ジャレッド・マッキャン、カーポ・カッコ

 NHL最年少チームの一つ、クラーケンは未来への希望が詰まってます🦑✨

 100ポイントを記録した2022-23シーズンの勢いの後、クラーケンは急激に現実の厳しさに直面しました。ベニアーズとライトは、最終的にシアトルの救世主とはならないかもしれません――だが、それでも問題はないのです。救いは「これから」です。

 シアトルのプロスペクト・パイプライン(若手育成層)は非常に充実しており、NHLの中でもトップクラスだからです!ただし、主力として機能するにはまだ時間がかかります。

 2030年にはバークリー・キャットンが24歳(センター。昨シーズンはWHLのスポーケン・チーフスでプレー)、ジェイク・オブライエンが23歳(センター。昨シーズンはOHLのブラントフォード・ブルドッグスでプレー。2025年ドラフト全体8位指名)と、ちょうど油の乗った時期に。それ以外にも多くの有望株が合流する予定です。

 それなのに、なぜランキングがもっと上ではないのでしょうか?2030年時点で絶対的なエースと呼べる選手がいないことと、そして高額なベテラン契約を複数抱えていることが理由です。この2点がチームの成長を足止めするかもしれません。

第17位:コロラド・アバランチ

2030年の契約下コア選手:ネイサン・マキノン、マッケンジー・ブラックウッド、デボン・トーズ
契約終了予定の選手:ケール・マカー、マルティン・ネカシュ、アルトゥリ・レクホネン

 最後はちょっと意外?この順位は、アバランチにしては低く感じられるかもしれません、ティア3のトップです❄️

 マッキノンと(たぶん)マカーという最強デュオがロースターにいるのに、そんなチームが失敗するはずがない――なのに、17位とは…。でもその理由は「時間との戦い」です。

 ダイナミックなデュオにも意外と短い賞味期限があるのです。2030年にはマッキノンが34歳、マカーも31歳。まだやれる年齢ではありますが、チームの全盛期は過ぎているかも。

 例えば、パトリック・ケインとジョナサン・テーブズがシカゴで最後にプレーオフシリーズに勝ったのは10年前、彼らが26歳のとき。それ以降は低迷が続きました。ピッツバーグが最後にプレーオフで勝ち進んだのは2018年で、そのときクロスビーは30歳、マルキンは31歳でした。

 しかも、将来的なスター候補が少ない平凡なプロスペクトプール11では、競争力を維持できる期間は限られています。今の強いアバランチを、しっかりと味わっておくべきです。つまり、今この瞬間が勝負どころってことですね⚡

おわりに:ティア3チームに未来はあるか?

 どのチームにも、良い面と悪い面がありましたよね。ティア3の面々は「再建中」か「ピーク過ぎかけ」のどちらか。けれど、NHLの世界では数年でチーム状況が激変することも珍しくありません⏳

 いまは“アウトサイダー”でも、数年後にはカップ争いの主役になっているチームが出てくるかも…?

 未来のNHLがどうなるのか、これからも一緒に追いかけていきましょう!📆🏆

讃岐猫
讃岐猫

【註釈】

  1. blue-chipは、もともとは株式市場の用語で、「最も価値があり、信頼できる企業の株(優良株)」を指します。この意味から転じて、スポーツやビジネスなどの文脈では「将来有望で、実績もあるエリート候補」という意味で使われる。
    ↩︎
  2. アダム・フォックスはポイント生産力やパック扱いの巧さで高い評価を受ける一方、ファンや一部メディアからは「過大評価」「守備に不安がある」と批判されることが多く、それが「過小評価されている」印象につながっている。

     実際のデータを見ると、オフアイス(フォックス不在時)との期待得点差やオンアイスでのxGF差などでチームを大きく助けており、個人の守備指標でもポジティブな値を示す場面が多いにも関わらず、その貢献が目に見える派手さに欠けるため、感覚的には評価が揺らぎやすい。

     また、パートナー(対のディフェンス)を頻繁に変えたり負傷で離脱する時期があったことが、プレーの安定感に影響を与え、批判が増える一因になっている。フロントが補強で彼に合う右腕(例:ガブリコフ)を補ったのも、フォックスの守備環境を整えて本来のパフォーマンスを引き出そうという判断から。

     さらに、Norris(最優秀ディフェンス)級の議論に挙がるほど分析指標では優れた数字を出している一方で、スピードや華麗なスケーティングという“視覚的インパクト”で他の派手な選手に見劣りする面もあり、これはファン評価に直結しやすいポイント。
    ↩︎
  3. カナダ出身、NHLやAHLの複数のチーム(コロンバス・ブルージャケッツ、ナッシュビル・プレデターズ、サンノゼ・シャークス、タンパベイ・ライトニング、モントリオール・カナディアンズなど)で選手として活躍。

     引退後は、デリマー・インターナショナル社で営業およびマーケティング担当副社長を務めた後、2019年にタンパベイ・ライトニングのホッケー運営ディレクターに就任し、2度のスタンレーカップ優勝に貢献した。2025年5月23日、ニューヨーク・アイランダーズのGMに就任。
    ↩︎
  4. アイランダーズがドブソンをモントリオール・カナディアンズに放出したのは、一見痛手に思える決断だが、チーム再建の観点からすると非常に戦略的な動きと言える。まず、ドブソンとの契約交渉がまとまらず、延長契約に多大なキャップスペース(年平均 950 万ドル前後)を要する見込みだったため、それを回避して財政的余裕が生まれたことが一つの利点。

     さらに、交換条件として得た 2025 年の1巡目指名権 2 枚と若手フォワードの Emil Heineman は、今後のプロスペクト育成や将来の戦力注入につながる資産となる。

     このトレードはアイランダーズにとって、短期的にスター防衛選手を失うというリスクを伴うものの、中長期的には再建を加速させ、若手重視の体制を築くための土台を確立する意味で「いいニュース」と評価されている。
    ↩︎
  5. ラモリエロがニューヨーク・アイランダーズGM/プレジデントだった期間、その契約方針には複数の批判があり、それがチームの将来にわたる柔軟性を制限する要因となっている。最大の例としては、スコット・メイフィールドの契約がある。

     彼はベースライン(サードペアリング)ディフェンスマンでありながら、年齢が31歳を過ぎても残り6シーズンの契約が残っており、しかも初期数年は完全なノートレード条項がついており、2027年オフには16チームノートレード条項に変化する条件付きの条項も含まれている。

     このようなディフェンスの選手に対して高額・長期契約を与えることが、将来的なトレードや構成変更の自由度を著しく削ぐ結果になっている。

     また多くの選手が「ノートレード条項」付きで契約しており、それが交渉やトレードの際の足かせとなっている。

     さらに、アダム・ペレックやライアン・プーロックなど守備陣でも長期契約を積み重ねており、その年齢や能力のピークを越えても高い給料や長期間分のキャップヒットが残る契約が多数あることで、2030年以降に新しい選手を台頭させたい時の資金・ロスター構成の余裕が制限される見込み。
    ↩︎
  6. セイバーズのオーナー、テリー・ペグラが「ビジョンを持たない」と受け取られる理由は複数ある。まず、ファン調査でペグラの評価は「NHL最低」のFランクであり、将来像、組織の安定性、ファンへの対応、資金投入意欲の全ての面で低評価を受けていることが明らかになっている。

     また、彼が掲げた「スタンレーカップをバッファローに」という公約に対して、就任以来プレーオフ出場ゼロが続いており、具体的な計画や改善が見えにくいことも批判の対象となっている。組織の持続性も問題で、GMや監督の交代が頻繁であり、明確なリーダーシップのビジョンが定まらず、長期戦略が立てにくい体制であると評価されている。
    ↩︎
  7. ウェスタンカンファレンスのワイルドカード争いで、セントルイス・ブルースも勝ち点96だったが、ブルースのレギュレーション勝利数が44だったのに対し、フレームスは41だったため、ブルースがプレーオフ進出となった。
    ↩︎
  8. 最大の問題は得点力の不足で、先発得点者(Nazem Kadri や Jonathan Huberdeau)はまずまず活躍したものの、3番手以下のスコアリング層が薄く、「あと一歩」の得点を量産できる選手が限られていた。

     5対5の状況でのゴール数はリーグ最下位グループに位置し、特にゲーム終盤で相手の守備が堅くなる場面で決定力を欠くことが多かったことが、結果に響いた。次に、スペシャルチーム(パワープレイとペナルティキル)の成績が中庸にとどまり、重要な場面でのチャンスをものにできなかったことも痛手。

     さらに、守備陣は中核選手が頑張ったものの、バックエンドのペアリングに不安があり、試合の均衡を崩せなかったこと、そしてゴールキーパーのバックアップが安定感を欠いたことも積み重なって、「勝ち切る」ための一歩を踏み出せなかった原因となっている。

     全体として、試合を終盤まで持ち込む力はあったものの「決める力」と「攻撃の厚み」が足りなかったのである。
    ↩︎
  9. 1977年1月24日、カナダ・ケベック州グリーンフィールドパーク出身。モントリオールで法学を学び、その後コンコルディア大学でMBAも取得している。

     キャリアの初期はスポーツ法務の弁護士としてスタートし、NHLやMLBの選手契約仲裁などに関わった後、2001年にモントリオール・カナディアンズに加わり、法務部ディレクターからホッケー運営責任者、AHLのハミルトン・ブルドッグスGMなどを歴任。

     ブルドッグスでは2007年にカルダー・カップを獲得し、AHLでの監督やコーチ人事、選手育成における指導力でも評価を高めた。

     その後2010年にタンパベイ・ライトニングに移り、スティーブ・イェルマー GM の下でアシスタントGMとして辣腕を振るい、AHLのノーフォーク・アドミラルズ、後にスクラントークランチの管理も担当。2018年9月に正式にライトニングのGM/ホッケー運営統括責任者に就任した。

     GM就任後、彼はサラリーキャップ制約の中でも巧みにチーム構築を行い、2020年および2021年にライトニングを連覇のスタンレーカップ王者に導く。レギュラーシーズンでは、2018-19シーズンにチーム初のプレジデンツ・トロフィーを獲得し、NHL勝利数記録やさまざまな記録を塗り替えてきた。
    ↩︎
  10. ディラン・ホロウェイは2020年ドラフト14位指名の若手フォワード。2024-25シーズン、ブルースで77試合に出場し、26ゴール・37アシストで合計63ポイントを記録した。

     プラス/マイナス評価(+/-)は+21と高く、チームの中でも攻守両面で安定した貢献者だったことが数字から見て取れる。これらの成績は、トップ6フォワードのポジションでしっかりと彼が機能している証拠である。

     一方、フィリップ・ブロバーグは2019年のドラフト8位。2024-25シーズンにはディフェンスとして68試合出場し、8ゴール・21アシストで合計29ポイントを獲得。プラス/マイナス +21 を記録するなど、守備と攻撃両面での貢献が目立ち、ブルースの若手戦力として期待値が高まっている。
    ↩︎
  11. アバランチのプロスペクトプールは、2025年時点でリーグ内でも下位に位置しており、将来的な戦力としての不安が指摘されている。特に、センターの人材不足が深刻で、今後のチーム構築において重要な課題となっている。

     この状況の背景には、過去のトレードで将来有望な選手を放出したことや、AHL(アメリカン・ホッケー・リーグ)での人材育成の難しさが影響している。
    ↩︎

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