NHL2026後半戦の見どころ全解説!記録達成と復帰劇を総チェック

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はじめに

 シーズン後半に向け、NHLは一気に物語が動き出します🔥テーブスの復帰シーズンと古巣対戦、コピタルの1500試合という偉大な節目、フェドロフの永久欠番、マシューズとスタムコスの歴史的ゴールラッシュ、さらに屋外開催のスタジアムシリーズまで🏟️

 記録、復活、伝統が交差する今だからこそ見逃せない注目トピックを整理しました。今季後半戦をより深く楽しむための視点を、まとめてチェックしていきましょう👀

参照記事:NHL公式サイト「Winter Classic in Miami, milestones among 10 things to watch in NHL before Olympic break

NHL注目ポイント2026:冬のホッケーシーズンを徹底チェック❄️

 年末年始の休暇を終え、NHLは再び試合がスタートします。土曜日には13試合が行われ、2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピック(2月6日~24日)までの忙しい6週間が始まります。今回は、この期間で注目すべき10のポイントをわかりやすくまとめました。

2026年IIHF世界ジュニア選手権🇺🇸

 1月5日までミネソタで開催される世界ジュニア選手権で、アメリカは3連覇を狙います。アメリカが大会を3連覇すれば、2005年~2009年のカナダの5連覇以来の快挙となります。

 2025年にアメリカを優勝に導いた8選手が再び出場予定です:フォワードはコール・アイスマン(ニューヨーク・アイランダーズ)、ジェームズ・ヘイゲンズ(ボストン・ブルーインズ)、マックス・プラント(デトロイト・レッドウィングス)、テディ・スティガ(ナッシュビル・プレデターズ)、ブロディ・ジーマー(バッファロー・セイバーズ)、ディフェンスはローガン・ヘンスラー(オタワ・セネターズ)、コール・ハットソン(ワシントン・キャピタルズ)、アダム・クレーバー(セイバーズ)。

 さらに、2026年NHLドラフトで有望視される選手1も参加予定です:フォワードはギャビン・マッケナ(カナダ)、アダム・ノヴォトニー(チェコ)、イヴァル・ステンバーグ(スウェーデン)、ディフェンスはカーソン・カレルス(カナダ)、キーアトン・ヴェルホーフ(カナダ)。

オリンピック代表チームのロースター発表🏒

 NHL選手が冬季オリンピックに出場するのは2014年以来となります。

 男子アイスホッケーに参加する12か国(カナダ、チェコ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、ラトビア、スロバキア、スウェーデン、スイス、アメリカ)はそれぞれ6選手を予備ロースターとして6月に発表済みで、最終ロースター25選手は12月31日までに提出されます。

 フランスは火曜日に1人を除く全選手を発表済み2で、残りのロースターは12月31日頃に発表される予定です。スロバキアとフィンランドは2月11日にミラノで大会初戦を迎えます。

 この発表により、オリンピックでの各国の戦力や注目選手が明確になり、NHLファンにとっても戦術面での読み解きが楽しめるポイントです。

2026年ディスカバーNHLウィンタークラシック❄️

 2026年1月2日(東部時間20時)、ニューヨーク・レンジャースとフロリダ・パンサーズがマイアミのローンデポット・パークで対戦します。フロリダでのNHL初の屋外試合となり、メジャーリーグベースボールのマイアミ・マーリンズの本拠地の可動式屋根を開けて開催予定です。

2日前の現地からのニュース映像です。リンクの準備は着々と進んでいる様子。暑い地域での野外アイスホッケー、まもなく開幕です!

 レンジャースにとっては6回目の屋外試合で、過去5試合はすべて勝利しています。一方、パンサーズは初の屋外試合で、今シーズンは1980年~1983年にかけてニューヨーク・アイランダーズが成し遂げた4連覇以来、史上初の3年連続スタンレー・カップ優勝を目指しています。

 パンサーズのフォワード、マシュー・カチャックは、8月22日に内転筋損傷とスポーツヘルニアの手術を受けて以来試合に出場していませんが、このウィンタークラシックでの出場が期待されます。

ウィンタークラシックについては、こちらでも触れています。

ケインが500ゴールと米国選手ポイント記録に挑戦🔥

 デトロイト・レッドウィングスのパトリック・ケインは、上半身の負傷で直近5試合を欠場していましたが、復帰し500ゴール達成と米国生まれ選手のポイント記録更新3を目指します。

 ケインはNHLレギュラーシーズン1326試合で498ゴール、1366ポイントを記録しており、500ゴール達成まであと2ゴール、マイク・モダーノの1374ポイントを超えるにはあと9ポイントが必要です。

 バッファロー出身のケインは今シーズン24試合で23ポイント(6ゴール、17アシスト)を記録しており、12月末までに復帰すれば、かつてのチームメイトで現在ウィニペグ・ジェッツ所属のジョナサン・テーブスと対戦する可能性もあります。

讃岐猫
讃岐猫

フェドロフの背番号がデトロイトで永久欠番に⭐

 1月12日のデトロイト・レッドウィングス対カロライナ・ハリケーンズ戦の前に、セルゲイ・フェドロフの背番号91がリトル・シーザーズ・アリーナの天井に掲げられ、チーム史上9人目の永久欠番保持者となります。

 フェドロフはデトロイトでNHL最初の13シーズン(1990~2003年)を過ごし、スタンレー・カップを3回(1997年、1998年、2002年)制覇しました。また、1994年にはNHL最優秀選手に贈られるハート賞を受賞し、リーグ最高の守備的フォワードに贈られるセルキートロフィーも1994年と1996年に受賞しています。チーム歴代では400ゴールで4位に位置します。

 2015年にホッケー殿堂入りしたフェドロフは、シド・エイベル(12番)、アレックス・デルベッキオ(10番)、ゴーディ・ハウ(9番)、レッド・ケリー(4番)、ニクラス・リードストローム(5番)、テッド・リンジー(7番)、テリー・ソーチュク(1番)、スティーブ・アイザーマン(19番)と共に、レッドウィングスの背番号永久欠番に名を連ねます。

フェドロフについては、こちらでも触れています。

マシューズとスタムコス、節目のゴール記録に迫る🔥

 トロント・メープルリーフスのフォワード、オーストン・マシューズが、球団史に残る大記録の更新に迫っています。現在415ゴールを記録しているマシューズは、マッツ・サンディンがリーフスで打ち立てた通算420ゴールを抜くまで、あと6ゴール。

 サンディンは13シーズン(1994~2008年)で981試合に出場しましたが、マシューズは10シーズン・660試合という短いキャリアで、すでに同水準に到達しています。

 試合あたりの得点効率、シュートボリューム、フィニッシュ精度を考慮すると、この記録更新は時間の問題と見る向きが強く、リーフスの歴史に新たな1ページが刻まれる瞬間が近づいています。

火が点くと手のつけようのないほど活躍するマシューズ。だが、彼にはトレードの噂が…。

 一方、ナッシュビル・プレデターズのスティーブン・スタムコスも、NHL全体の歴史に名を残す節目を目前に控えています。現在596ゴールで、史上22人目となる600ゴール達成まであと4ゴール。

 タンパベイ・ライトニングで16シーズンにわたり555ゴールを積み上げ、移籍後の直近2シーズンでも41ゴールを挙げるなど、得点力の衰えは見られません。

スタムコスについては、こちらでも触れています。

 異なる世代を代表する2人のスコアラーが、それぞれの舞台で歴史的記録に挑む展開は、今季後半戦の大きな見どころの一つです。

カナダ・ホッケー・デーが全国を熱くする🇨🇦

 1月17日には、第26回スコシアバンク・ホッケー・デー4が、ニューブランズウィック州モンクトンで開催されます。カナダ全土を挙げてホッケーを祝うこのイベントでは、1日を通して7つのカナダNHLチームが試合に臨みます。

 スケジュールは、カルガリー・フレームス対ニューヨーク・アイランダーズ(15時ET=日本時間、翌日の午前5時)を皮切りに、モントリオール・カナディアンズ対オタワ・セネターズ、トロント・メープルリーフス対ウィニペグ・ジェッツ(19時ET=日本時間、翌日の午前9時)と続き、最後はエドモントン・オイラーズ対バンクーバー・カナックス(22時ET=日本時間、翌日の12時)が1日を締めくくります。

 伝統と地域性、そして現代NHLの競争力が交錯するカナダ・ホッケー・デーは、単なる試合日程以上の意味を持つ特別な1日となりそうです。

マーナーの復帰シーズンに注目👀

 ミッチ・マーナーは、トロント・メープルリーフスで9シーズンを過ごした後、8年総額9600万ドルの大型契約を結び、制限なしフリーエージェントとなる直前の7月1日にゴールデンナイツへ移籍。来年1月23日にベガス・ゴールデンナイツがメープルリーフスと対戦する際、リーフスのホーム、スコシアバンク・アリーナでアウェイチームのメンバーとして初めてプレーします。

 今シーズン、ジョナサン・テーブスは健康上の理由による2シーズンの休養を経て、地元ウィニペグ・ジェッツでプレーを再開しました。その後、キャリアの節目とも言える復帰シーズン5を迎えています。

 ウィニペグ・ジェッツがシカゴ・ブラックホークスと対戦する1月、テーブスはユナイテッド・センターでアウェイチームのメンバーとして初めてプレーします。

 テーブスはブラックホークスで16シーズンプレーし、15シーズンキャプテンを務め、2010年、2013年、2015年にスタンレー・カップ制覇を果たしました。その後、2022-23シーズン終了後にチームを離れました。

 長期離脱明けという不安要素はあるものの、試合勘やスケートの切れは徐々に戻りつつあり、シーズン後半に向けて存在感を高められるかが焦点です。経験豊富なトップ6フォワードとして、若手との化学反応にも注目が集まります。

コピタル、偉大な1500試合出場達成へ🏅

 休暇前に1,486試合出場していたアンゼ・コピタルは、1月24日にロサンゼルス・キングスがセントルイス・ブルースを訪れる試合で、NHL1,500試合出場を達成する予定です。現在38歳、今季が20シーズン目で、シーズン終了後の引退も示唆されています。

 コピタルは、NHL史上25人目、今シーズンではすでにコロラド・アバランチのディフェンス、ブレント・バーンズ(10月11日)、ワシントン・キャピタルズのフォワード、アレックス・オベチキン(10月25日)に続き3人目の達成者となります。

 同一チームで1500試合に到達するのは史上9人目で、ゴーディ・ハウ(レッドウィングス)、パトリック・マルロー(サンノゼ・シャークス)、ニクラス・リードストローム(レッドウィングス)、アレックス・デルベッキオ(レッドウィングス)、シェーン・ドアン(ウィニペグ・ジェッツ/アリゾナ・コヨーテズ)、レイ・ブルーク(ボストン・ブルーインズ)、スティーブ・アイザーマン(レッドウィングス)、オベチキン(キャピタルズ)に次ぎます。

 フランチャイズプレーヤーとしての価値を改めて証明する節目となります。攻守にわたる安定感とリーダーシップは、最後までキングスの大きな支えとなるでしょう。

コピタルについては、こちらでも触れています。

ライトニング主催のスタジアムシリーズ開催🏟️

 クロスステートライバルがウィンタークラシックを主催するのを見届けた後、タンパベイ・ライトニングは、2月1日にフロリダ州タンパのレイモンド・ジェームズ・スタジアムで、2026年ネイビー・フェデラル・クレジット・ユニオン・スタジアムシリーズを開催し、ボストン・ブルーインズを迎えます(18:30 ET=日本時間、午前8時30分)。

 NFLバッカニアーズの本拠地を使用し、NHL通算45回目となるレギュラーシーズン屋外試合です。

 ライトニングが屋外試合に出場するのは、2002年のNHLスタジアムシリーズ6でナッシュビル・プレデターズ相手にニッサン・スタジアムで3-2の勝利を収めて以来となります。今回は主催チームとしての開催。

 ブルーインズは屋外試合で4勝1敗と好成績を誇り、唯一の敗戦は2016年ウィンタークラシックでモントリオール・カナディアンズに5-1で敗れた試合です。屋外特有の雰囲気が試合展開にどう影響するかも見どころです。

まとめ〜冬の後半戦は物語が一気に動く❄️

 年明け以降のNHLは、記録達成、復帰劇、屋外試合、そしてオリンピックを見据えた各国代表の動きなど、話題が一気に加速します。シーズン後半に向けて、プレーオフ争いだけでなく、個人の節目や歴史的瞬間を目撃できる機会も増えていきます。

 この冬、リンク上で何が起こるのか。注目ポイントを押さえながら試合を追うことで、NHL観戦はさらに面白くなるはずです。

讃岐猫
讃岐猫

【註釈】

  1. ギャビン・マッケナ以外にも注目すべき存在がいる。中でもイヴァー・ステンバーグ(Ivar Stenberg)は、スウェーデンのSHLでドラフト年にトップレベルの活躍を続けており、現地評価によればMcKennaを上回る候補として名前が挙がることもある逸材。

     ステンバーグはFrolundaで25試合24ポイントと高い得点効率を残し、スケーティング、パックコントロール、創造性に優れたオフェンス能力が光る。この活躍ぶりから、ドラフト上位候補の一角として評価が高まっており、国際大会でも強力な攻撃力を持つ選手として期待されている。

     加えてケートン・ヴェルホーフ(Keaton Verhoeff)も、北米大学リーグでサイズとパワーを備えたディフェンスとして高評価を受けており、パワープレーを組み立てられる攻守両面のポテンシャルが注目されている。
    ↩︎
  2. フランスが一部の選手を除いて五輪代表ロースターを先に発表したのは、NHLと選手会(NHLPA)の調整ルールが関係している可能性が高い。実際、フランスの発表には「最初の6人が暫定ロースター」と記載され、他の選手、特にNHL所属者についてはNHL側の正式な承認やスケジュールの確定を待っているため発表を保留しているとの見方が出ている。

     ファンフォーラムの議論でも、NHLとNHLPAの合意により、各国が正式な最終ロースターを発表できる時期がNHLスケジュールや選手契約の承認プロセスに依存していると指摘されている。結果として、フランスは現時点で確実に出場可能な選手を先に発表し、残る1枠についてはNHL関連の調整が済むまで公開を遅らせる形式を取っていると考えられている。

     特にNHL経験者や欧米リーグ出身選手の扱いについては、各国が発表時期をずらすケースが一般的になっています。(SI
    ↩︎
  3. パトリック・ケインはキャリア晩年に差しかかってもなお、パワープレーやアシスト面でチームへの貢献が評価されており、特に5対4の状況での得点や得点チャンス創出に強みを発揮していると複数メディアが報じている。

     復帰後のシーズンでも、デトロイト・レッドウィングスのパワープレー成功率向上に寄与し、チームの攻撃力を底上げしているという分析(パワープレーでの複数ポイント獲得など)が見られる。また、ケインは長年のプレー経験から若手選手への助言・成長支援の役割も期待され、単なる個人成績だけでなくチーム全体のバランスに影響を与えるベテランとして評価されている。

     こうした点から、記録への挑戦と並行して現役としての価値を維持していることが注目されている。(octopusthrower.com
    ↩︎
  4. カナダ全土でアイスホッケーを祝う年間最大級のイベントとして定着している特別な日。この催しは2000年代初頭から毎年開催され、カナダ国内の様々な地域を舞台にして行われてきた。

     ホッケーの人気が国民的文化として根強いカナダでは、7つのNHLチームが同日に試合を行い、その様子が全国放送で紹介されることが多く、コミュニティのホッケー熱を一日中体感できる機会となっている。

     番組ではプロのNHL試合だけでなく、地域の少年少女リーグや地元の“pickup hockey”など、草の根レベルのホッケー活動も取り上げられ、カナダ中の多様なホッケー文化が紹介されることが特徴。

     また、CBCやSportsnetなどの放送局が主要メディアパートナーとして全国中継を行い、視聴者には複数言語でゲーム中継が提供されるなど、国民的スポーツとしての普及と多文化共生の側面も強調されている。長年にわたり各州・準州で開催地が変わることで、地域コミュニティへの経済的・文化的な恩恵も大きく、単なる試合日以上の一大行事として定着している。(HiSoUR
    ↩︎
  5. テーブスのジェッツ復帰については、北米メディアでも賛否両論を含めた深い分析が行われている。ESPNの報道では、復帰後すぐにパワープレーで得点を挙げるなど実戦感覚を取り戻しつつあることが評価されているほか、出場時間も若干伸びてチームへの適応が進んでいると伝えている。(ESPN.com

     一方、Winnipeg Free Pressなどの地元紙では、第1ポイント獲得やフェイスオフ成功率の高さといった“ベテランらしい貢献”が実際のゲームで見える形で表れていると報じる一方、リーグ全体のスピードや競技レベルの変化についていく難しさも指摘。特に一部メディアでは、長期欠場後の適応に時間がかかっていることや、チーム得点との差別化がまだ十分でないとの批評もあり、期待と現実が混在して報じている。(winnipegfreepress.com

     こうした報道から、テーブスは単なる“復帰物語”を超えて、戦術的な役割やチーム構造へのインパクト、精神的リーダーシップ面でも評価と懸念が入り混じっていることが読み取れる。これまでのキャリアで培った豊富な経験やフェイスオフ巧者としての強みは依然としてチームに利点をもたらしているものの、NHLの進化したゲームスピードに完全適応すること、そして安定した得点貢献を維持できるかが注目ポイントとして報じている。
    ↩︎
  6. この“Stadium Series”は通常のアイスアリーナではなく、アメリカンフットボール用スタジアムであるテネシー州ナッシュビルのニッサン・スタジアムで開催され、観客動員数は68,619人の満員を記録。この数字はリーグ史上でも屈指の観衆で、屋外試合における人気と注目度の高さを物語っている。

     試合では、スティーブン・スタムコスが第3ピリオドに決勝ゴールを含む3ポイントの活躍を見せ、ライトニングが3対2で勝利。一方、ニコライ・クチェロフやブレイデン・ポイントらも得点に絡み、勝利に大きく貢献した。

     プレデターズ側もフィリップ・フォースバーグやタナー・ジアノットがパワープレーでゴールを挙げ、観戦者にとってエキサイティングな攻防が続いた。

     さらにこのイベントは、単なるスポーツ試合を超え、カントリーミュージックのライブや地域全体を巻き込んだ祭りのような雰囲気で行われ、多くのライトニングファンが遠征してスタジアムを青で埋め尽くしたことも話題に。こうした体験が、後のスタジアムシリーズ開催における演出やファン動員のモデルとなっていると評価されている。 ↩︎
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