はじめに
前編はこちら→☆
引用元:NHL.com「Meier traded to Devils by Sharks for 4 players, 3 draft picks」。
マイヤーの特徴についても語る!
「僕は典型的なパワーフォワードのようなものだ」とマイヤーは言いました。「僕はパックを撃って、得点の脅威になり得るエリア、ネット近くに到達しようとするのが好きかな。
200フィート(約61メートル)のゲーム中に、自分のフィジカルを鍛えられていくのが好きなのさ。そういうのが僕のメンタリティだと思うよ。ニュージャージー・デビルズのために最高のティモ・マイヤーになれるよう頑張るよ」と語りました。
マイヤー(6フィート1インチ=約185センチ、220ポンド=約99.8キログラム)はパワープレーのゴール数(13)とヒット数(112)でシャークスをリードし、ブレイクアウェイ(相手プレーヤーから抜け出て、ゴールキーパーと1対1になること)数(48)では3位でした。
「スキルセット、ゴールを決める能力、そして体の大きさです。体のサイズが役に立つね」とフィッツジェラルドは述べました。「それは、誰もが『追加できる』と信じていたものだと思います。
デビルズのフォワード・グループはあまり大きくありませんが、マイヤーは我々のチームより大きくて、より強いチームにするための手助けをしてくれる。
パワー・フォワードであり、ネットに迫り、彼をネットから離すのは難しく、低い位置でパックを保持し、スケートができ、ネットにドライブすることができる選手だね。
そういう小さなことが積み重なって、『自分のチームに欲しい』とみなが憧れるような選手になる。それがティモ・マイヤーの持ち味さ」。
デビルズGM による今回のトレード感想
29歳のディフェンスマンであるハリントンは、今シーズン、28試合で7ポイント(1ゴール、6アシスト)を記録しています。プロのトライアウト契約でトレーニング・キャンプに参加した後、9月30日にシャークスと1年契約を結びました。
2011年のNHLドラフトでピッツバーグ・ペンギンズから二巡目指名(全体54位)を受けたハリントンは、ペンギンズ、トロント・メープルリーフス、コロンバス・ブルージャケッツ、シャークスでレギュラー・シーズン238試合に出場し、45ポイント(8ゴール、37アシスト)を記録しています。
フィッツジェラルドは、月曜日にスタッフと集まり、ラインアップをさらに強化するため、他の可能な選択肢について話し合うと述べました。
「予想していたよりも進んでいることは明らかであると思う」と述べました。「チームにいるすべての選手が、大きくステップアップしています。今回の補強は本当に効果的で、チームに若いコアと柱になる選手がいる中で、私たちの考えていた通りの結果を出すことができたと思います」。
過去11試合で8-2-1のデビルズ(39-15-5)は、カロライナ・ハリケーンズに勝ち点3差のメトロポリタン・ディビジョン2位です。2012年のスタンレーカップ決勝で敗れて以来、プレーオフの出場権を得たのは一度だけです。
2018年、イースタン・カンファレンスのファースト・ラウンドでタンパベイ・ライトニングに5試合で敗れました。
「今回のような動き、あるいはもっと小さな動きでも、チームやファンに、我々はもっと良くなりたい、もっと良くなれると示すことになるのです」とフィッツジェラルドは言いました。
「選手たちがチームの居場所を教えてくれたし、それは昔と変わらない。昔、このチームは当たり前のようにバイヤーじゃなかったんですよ。私達チームの持っていた財産は、まだ(将来の)売り時、将来の資産をつかむためものでした。
でも、その未来のための資産を過去につかんだ時、若い選手の成長・育成で芝生がより緑になることを理解していたわけですから、それなら、その資産を今日のような日(大きなトレード)のために使えばいい、と思ったのさ」。
お金は使い時を間違えるな、ということかにゃ。
シャークスへ移籍した選手の紹介
23歳のゼッターランドは今シーズン、45試合で20ポイント(6ゴール、14アシスト)を記録しています。2017年のNHLドラフトでデビルズから3巡目指名(63位)を受けたゼッターランドは自身初のNHL入りを果たし、昨シーズン14試合で8得点(3ゴール、5アシスト)を記録しました。
ムハマドゥリンは2020年のNHLドラフトの一巡目(20位)で指名されました。21歳の彼は、コンチネンタル・ホッケー・リーグのサラヴァト・ユラエフ・ウファで過去4シーズンにわたりプレーし、今シーズンは66試合で25ポイント(6ゴール、19アシスト)を記録しています。
22歳のオホティクは今季10試合に出場して、1ゴールを決めています。
28歳のジョンソンは、アメリカン・ホッケー・リーグのウティカ(・コメッツ)で36試合に出場、29ポイント(9ゴール、20アシスト)を記録しています。昨シーズン、NHLで71試合に出場し、35ポイント(13ゴール、22アシスト)を記録しました。
シャークスのGMも語る!
シャークスのゼネラルマネージャー、マイク・グリアは「シャキールは良い選手で、かなり長い間トップ4に入ることを想定している」と述べました。「素晴らしい有望株であり、我々の選手層を厚くしてくれる選手だ。彼とニキータは我々の長期計画を助けてくれるよ」。
※マイク・グリア=48歳。現役時代のシャークス在籍は3年間(2006〜2009)、ポジションは右ウィング。主にチェックフォワードとして、14シーズンで1060試合に出場。
大学も含め米国だけでプレーした、最初のアフリカ系アメリカ人NHLプレーヤーであり、リーグ初の黒人ゼネラルマネージャーでもある。
シャークス(18-30-12)は、パシフィック・ディビジョンで7位です。
「いや、まだこの移籍が完全な再建だとは思っていない」とグリアは言いました。「みんないつもレッテルを貼りたがるものさ。できるだけ早く、これをひっくり返そうとしているが、同時に適切な人材を投入し、適切な動きをするように心がけている。
それは一種の段階的な計画だと思うね。再調整なんだよ」と述べています。
2023年のNHLトレード・デッドラインは、3月3日(金曜日)の午後3時(東部標準時。日本時間:3月4日、午前5時)です。
まとめ
うーん、ドラフト指名権のやり取りは、脳内で図を描いて理解しようとしても、なかなか追いつきません^^;。シャークスはベテラン依存型チーム、GMの言うように、チームを作り変えるには、まだまだ道のりは遠いかもしれません。
ただ、ざっと今回のトレードを見た感じ、マイヤーの流出はシャークスにとってかなりの痛手。彼が26歳と非常に働き盛りなだけに、別な方法はなかったのかな?と首をかしげる部分もあります。
ドラフト指名権の大量確保が今後のシャークスをどこへ持っていくのか、GMの腕の見せ所です。おそらく、今回のドラフトの超目玉=コナー・ベダード獲得を狙っていると思うのですが、 果たして…。
ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!