カルガリー再建の未来を左右するユベールドーとカドリの今後動向

現役スター選手紹介

はじめに

 2022年オフの大胆な補強から一転、カルガリー・フレームスは今、再建に舵を切ろうとしています。ユベールドーが移籍した時、結構騒がれて、「おっ、カルガリーも本気出してきたかな」と思ったけど、試合を経るごとに、あれれ?って感じになっていったなぁ。

 そんな中、ナゼム・カドリに対する複数チームからの関心や、プレーオフ経験を持つベテラン選手の放出の可能性も浮上。再建を進めるために、フレームスはどんな選択をするのでしょうか?本記事では、現在のチーム状況と周囲の動きを、初心者にもわかりやすくまとめました🏒🔥

フレームスのフォワードがワースト契約トップ10で第1位に!

参照記事:YARDBARKER.com「Flames Forward Gets No. 1 Spot In ‘NHL’s 10 Worst Contracts’ List

🔥期待から一転、”ワースト契約”に?ユベールドーとフレームスの苦悩

 2022年、カルガリー・フレームスは当時チームの攻撃陣をけん引することを期待して、ジョナサン・ユベールドーに8年・8400万ドル(約117億円)という大型契約を提示1しました🔥。当時は期待たっぷりでしたが、それから2年が経ち、状況は大きく変わってしまいました。

 その契約は「悪い意味」で注目を集めています。

 『The Athletic』のドム・ルシュチシンは、2025–26シーズンを迎えるにあたり、ユベールドーの契約を「現在のNHLで最悪の契約」と断言。その評価の背景には、成績の低下と契約期間の長さ、そしてチーム事情があります。

 ルシュチシンは「今となっては、ユベールドーに同情せざるを得ない」と語ります。というのも、ユベールドーが移籍した直後、フロリダ・パンサーズはその後3年連続でスタンレーカップ決勝に進出し、2度の優勝を成し遂げたのです。

 一方でユベールドーは、上位進出の望みが薄いというか、チームの伸びしろがほとんどないフレームスで燻っています。元スーパースターには厳しい現実です。

📉NHLアナリストが指摘する“2つの問題点”

 ルシュチシンがユベールドーの契約を問題視している主な理由は、「成績の下落📉」と「契約期間の長さ=残り6年」です。現時点での契約の長さが、彼を“ワースト契約”の筆頭に挙げた要因となっています。

 「ユベールドーはまだ“良い選手”ではあります。そして、適切な環境があれば、“素晴らしい選手”に戻る可能性もゼロではない」としながらも、「それでも、彼が年俸1050万ドル(約15億円)に見合う選手に戻る可能性は極めて低い。

 現状ではそのレベルにはまったく届いておらず、2年連続で“リーグ最悪の契約”というレッテルを貼られているのが現実です」との見方を示しました。

 実際、ルシュチシンの分析モデルでは、金額の大きさだけでなく、選手としての「成長の限界」や「下降傾向」にも焦点を当てています。

 2025–26シーズンにはネット・レーティング2(選手価値)が+5.5を記録する見込みですが、それ以降は年々低下し、2028–29シーズンにはマイナスに突入すると予測されています。

⏳契約は2030年まで、チームに残る縛り

 ユベールドーの契約は2030–31シーズンまで続きます⏳。彼が37歳になる年まで、フレームスはこの“ベテラン期に入ったフォワード”の契約に縛られることになります。

 しかも、この契約には完全なトレード拒否条項(No-Move Clause)が含まれており、チームが彼を放出するにも本人の同意が必要です。

 年齢や成績の下降を考慮すると、ユベールドーの今後に大きな期待をかけるのは難しく、フレームスとしても身動きがとりづらい状況に置かれています。

🧊“悪くはない”けど“高すぎる”

 昨シーズンのユベールドーは、81試合で62ポイント(28ゴール・34アシスト)を記録しました。前年の52ポイントよりは改善しましたが、パンサーズ時代3のキャリアハイ115ポイント(2021–22シーズン)には遠く及びません🧊。

 数字だけ見れば「そこそこの活躍」で、調子をやや取り戻したとはいえ、年俸1050万ドルという契約額を考えると、コストに見合う成果とは言いづらいのが現実です。リーグ内でも高額なこの契約に対して、ファンやアナリストからの視線は厳しくなっています。

🚧フレームスに残された選択肢は?

 フレームスにとって、この契約は今後のチーム編成に大きな影響を与える要素となっています。契約を解除したり、他チームにトレードするにも大きな障壁があり、簡単には動けません🚧。

 ユベールドーはこれまでの13シーズンで通算912試合に出場、782ポイントを積み上げてきました。長年にわたり安定した活躍を見せてきた実績はありますが、ルシュチシンのモデル4では、今季を境に本格的な成績の下降が始まると予測されています。

 さらに厳しいのは、彼の契約が今後生み出すとされる“価値”についてです。

 ルシュチシュンのモデルでは、今後ユベールドーが生み出すとされる選手価値はマイナス3200万ドル(約44億円)にのぼると予測されています。プラスの価値をもたらす確率はわずか1%という厳しい見通しも出されています。

フロリダ時代があまりにも印象強烈だったから、カルガリーに来てからの落ち方が激しく見えるんだよなぁ。

フォワード、ナゼム・カドリのトレード先候補4選

参照記事:The Hockey Writers.com「4 Trade Destinations for Flames Forward Nazem Kadri

🔥カルガリー・フレームス、注目の移籍候補ナゼム・カドリ

 この夏、カルガリー・フレームスを巡る話題の中心は、やはりラスマス・アンダーソンにあります。28歳のディフェンスマンは、近いうちにトレード5される可能性が高いと見られていますが、チームを去る可能性があるのは彼だけではないかもしれません。

 実はもう一人、注目されている選手がいます🔥。それがベテランのフォワード、ナゼム・カドリです。

 34歳のカドリはカルガリーでの生活に満足しており、チーム側も彼の存在を評価しています。しかし、フレームスが彼を放出すれば、魅力的な見返りが期待できるため、トレードの可能性も十分にあります。

 彼の契約は年俸700万ドル、契約は残り4年で、やや高め・重めですが、他チームでも十分に処理可能なレベル。特に「今すぐ勝ちたい」チームにとっては、カドリのようなベテランは魅力的な戦力です。そこで今回は、カドリの獲得に興味を持ちそうな4つのチームを紹介します✨

🍁トロント・メープルリーフス:古巣復帰の可能性

 カドリの移籍先として最も多く名前が挙がるのが、彼のキャリアのスタート地点でもあるトロント・メープルリーフス🍁です。「もし彼が残っていたらスタンレーカップを獲れていたのでは?」という声もあるほど、惜しまれながらの別れでした。

 カドリは2018–19シーズン後にトレードされて以降、メープルリーフスは彼のような重要なセンターを十分に補えていないまま現在に至っています。さらに、今年のオフにはミッチ・マーナーの退団によりキャップスペースも確保されており、カドリ復帰の下地は整ってきています。

 ただし、問題として、フレームスが元GMであり、現在メープルリーフスGMのブラッド・トレリビング6と取引する意思があるかどうかです。そして、フレームス側が見返りとして(トッププロスペクト=期待の若手)イーストン・コーワンを要求する可能性が高いことも、トレード成立のハードルになるかもしれません。

讃岐猫
讃岐猫

🇨🇦モントリオール・カナディアンズ:若手とベテランの融合に期待

 モントリオール・カナディアンズ🇨🇦も、カドリの獲得候補として名前が挙がっています。メープルリーフスほど多くの噂はないものの、モントリオール・カナディアンズもカドリの移籍先候補として名前が挙がっています。

 カナディアンズは若手選手の成長により、昨シーズンはプレーオフ進出を果たすなど、着実に再建が進んでいるチームです。しかし、ニック・スズキ以外のセンター層の薄さが課題となっており、そこを補強できるベテランのカドリはまさにピッタリの補強ターゲットです。

 また、フレームスがケガの多いキャリアを送っているものの、24歳とまだ若く将来性のあるカービー・ダックに興味を示す可能性もあります。ダックは怪我続きで安定感はないですが、トップ6センターとしての資質を十分に備えています。

カービー・ダックのトレードの噂については、こちらをどうぞ。

🌪️カロライナ・ハリケーンズ:意外な伏兵

 今のところ、カロライナ・ハリケーンズ🌪️とカドリを結びつける噂はほとんど聞かれません。ですが、実はカドリにとって、そしてハリケーンズにとって、非常に相性の良い組み合わせと考えられています。

 毎年スタンレーカップを狙える実力を持ちながら、あと一歩で優勝を逃してきたハリケーンズ。その“あと一歩”を埋める存在として、スタンレーカップ優勝経験のあるカドリの存在は大きな意味を持つでしょう。その壁を越える力になるはずです。

 今オフにはニコライ・イーラーズの獲得7にも成功しており、キャップスペースも1000万ドル以上と十分。カドリはセバスチャン・アホの後ろ、第2ラインのセンターとして理想的な存在です。セス・ジャーヴィスをウィングに回せば、よりバランスの取れた布陣になるはずです。

 見返りとして、フレームスがブラッドリー・ナドー(2023年ドラフト全体30位)やニキータ・アルタモノフ(2024年ドラフト全体50位)といったプロスペクトを欲しがる可能性もあり、交渉の余地はありそうです。

😈ニュージャージー・デビルズ:即戦力の補強に

 ニュージャージー・デビルズ😈もカドリ獲得の可能性が取りざたされています。

 デビルズは才能ある若手が多く、将来性は抜群ですが、現時点ではスタンレーカップを狙うには穴が多すぎるチームと見られています。カドリのような経験豊富なベテランが加われば、チームの安定感と勝負強さが大幅にアップするでしょう。

 現在のデビルズは、ジャック・ヒューズとニーコ・ヒーシュアをトップ2ラインのセンターに据えています。カドリはウィンガーや第3ラインのセンターとして起用される可能性が高いです。キャップスペースも600万ドル以上あり、獲得は十分可能です。

 フレームス側がターゲットにしそうなのはドーソン・マーサー8。ここ数年はやや成績に波がありますが、ポテンシャルは十分で、若手のセンターとして再建中のチームには魅力的な存在です。トレードの有力なターゲットと言っていいでしょう。

🔁“今”が動き時?カドリ放出の可能性

 現在のところ、フレームスがカドリを放出したがっているという報道はあまり見られません。しかし、それは「今のところ」でしかなく、魅力的なオファーが舞い込めば状況は一変する可能性があります。

 カドリはすでに34歳。これからパフォーマンスが徐々に落ちていく可能性がある年齢です。その前に大きな見返りを得ておくことは、チームの将来を見据えた戦略として十分理にかなっています。

抜群のテクニックでパックをかっさらい、目にも止まらぬ速さでゴールを決める。カドリ、まだまだイケてます!

 経験、実績、強い精神力を兼ね備えたカドリを求めるチームは少なくありません。フレームスが”動くなら今”なのかもしれません。

まとめ

 カルガリー・フレームスは、大型補強からわずか数年で再建モードへと移行しようとしています。経験豊富な選手たちの去就が注目されるなか、若手中心のチームづくりが進む可能性も。今後の動きによって、チームの未来は大きく変わっていきそうです。⛸️🔥

讃岐猫
讃岐猫

【註釈】

  1. 🔄 1. トレードの全容と経緯
     2022年7月22日、フロリダ・パンサーズは主力フォワード ジョナサン・ユベールドー、ディフェンスのマッケンジー・ウィーガー、プロスペクトのコール・シュウィント、および2025年の条件付き1巡目指名権をカルガリー・フレームスに放出。

     その見返りとしてマシュー・カチャック(スター選手)と条件付き2025年4巡目指名権を受け取る。このトレードは、カチャックとユベールドーという両者が昨季100ポイント超えのスコアラー同士の交換という点でも注目された。

    💼 2. ユベールドー側のリアクション
     ユベールドー本人は「非常にショックだった」とコメント。フロリダで10年間プレーしてキャリアを築いてきた上、直近シーズンには115ポイントを記録しており、契約延長を期待していた矢先のトレードだったため、精神的にも大きな衝撃だったという。

    💰 3. 契約と期待 カルガリー移籍後、ユベールドーは8年・8400万ドルの大型契約(年平均約1050万ドル)を結ぶ。これはチーム史上最大の長期契約で、フレームスは彼を即戦力と位置づけた。

    📉 4. 成績と評価の乖離
     移籍初年度の成績は期待を下回り、2021–22シーズンの115ポイントから一気に55ポイントへ急落。これはNHL史上最大のポイント減少となり、批判の的となった。

    🧩 5. チームへの意味合い
     当時フレームスはゴードローとカチャックという主力の離脱が重なり、再編へ向かう過渡期に。ユベールドーとウィーガーの獲得はチームの再構築を試みる一手だったが、結果的には期待通りの成果には至らず、トレード後の評価は厳しい見方が強まっていく。

    ✳️ 補足:ファンの反応
     移籍当初、ファンからは「カルガリーは見事な補強をした」「大勝利だ」と歓迎の声が多く上がったが、パフォーマンス低下後には期待と現実とのギャップに失望する見方も多く見受けられた。
    ↩︎
  2. NBAやNFLと同様の基本的な考え方に基づいて使われており、主に「チームや選手がどれだけ効果的か」を測るための相対的な指標。ただし、NHLでは公式な「ネット・レーティング」という名称のスタッツは存在せず、通常はアナリストやメディアが独自に計算・使用している。

    ✅ 基本的な計算式(チームの場合)
    ネット・レーティング = 得点 per 60分(GF/60)- 失点 per 60分(GA/60)
    たとえば:
    ○あるチームが60分あたり3.2点取り(GF/60 = 3.2)、
    ○60分あたり2.7点取られている(GA/60 = 2.7)なら、
    ネット・レーティング = 3.2 − 2.7 = +0.5
    つまり「60分あたりで0.5点分のアドバンテージがある」ことを意味する。

    🧊 選手版 ネット・レーティング(on-ice impact)
    選手におけるネット・レーティングも類似で、次のように算出される。
    選手が氷上にいるときのGF/60 − GA/60
    これは「オンアイスの得失点差を60分あたりで見る」という観点で、選手が試合に与える影響を評価するために使われる。
    例:
    ○ユベールドーが氷上にいるときのGF/60 = 2.4
    ○同時にGA/60 = 3.5 なら
    → ネット・レーティング = -1.1
    つまり、彼が出ている間に「1時間あたり1.1点分、相手に多く得点されている」ことになる。

    📊 補足:ドム・ルシュチシュンの評価モデルとの関係
    The Athleticのドム・ルシュチシュンは、Game Score Value Added (GSVA) という独自モデルで選手の影響を評価しており、ネット・レーティングもこの一部の要素として参照している。
    ただし彼の場合は、
    ○プレーメイキング能力
    ○得点関与
    ○守備影響
    ○契約のコスパ
    なども加味した総合的な評価を行う。
    ネット・レーティング単体では「得失点の差」しか分からないため、細かい選手評価には別のアドバンストスタッツと併用されるのが一般的。
    ↩︎
  3. ユベールドーは2011年のプレシーズンから頭角を現し、2013年のNHLデビュー戦でゴールと2アシストを記録。ルーキーイヤーにしてカルダー記念賞(新人王)を受賞。

     2014–15シーズンにはキャリアハイの54ポイントをマークし、ヤロミール・ヤーガーとのライン形成で攻撃の中核に。2016年には6年総額3540万ドルの契約を結び、チームの中心選手として定着した。

     2019年にはフランチャイズ最多アシスト記録を更新。2022年には左ウィングとしてNHL史上最多のシーズン71アシストを達成し、同年4月にはチーム史上初のシーズン100ポイント選手となるなど、攻撃面での実績を次々と打ち立てた。
    ↩︎
  4. The Athleticのホッケーアナリストであるドム・ルシュチシュンが開発・運用している、NHL選手やチームのパフォーマンスや契約価値を定量的に分析する独自の統計モデル。

     このモデルの主な特徴は以下のとおり:

    🔍 モデルの概要
    選手のパフォーマンスを「ゲームスコア」ベースで評価
    → シュート、ゴール、アシスト、守備指標などを組み合わせて、1試合ごとの影響力を数値化。

    契約の「サープラス・バリュー(余剰価値)」を算出
    → 現在の契約がチームにとって「お得」か「損」かを、金額ベース(ドル)で予測。
    → たとえば、‐$32Mは「その選手のプレー価値が契約額を大幅に下回る」との意味。

    「プラス価値を生む可能性(Positive value probability)」も提示
    → 将来的に契約に見合う働きをする確率。今回のユベールドーはわずか1%。

    年齢・怪我・成績トレンドなども加味して将来予測
    → 加齢による衰えや過去の成績から「今後の期待値」を見積もる。
    ↩︎
  5. ① チーム側の公式声明
     NHL内では、アンダーソンがトレード候補として名前が挙がっている一方で、カルガリー・フレームスは「彼をトレードするつもりはない」と明言。GMクリス・コノイは「彼は長期的に残す主力選手」とコメントしており、契約延長を優先する意思を示している。

    ② しかし状況は変化中…
     一方で、リーグ内の情報筋からは状況が変わりつつあるとの声も。エリオット・フリードマンは「アンダーソンは“新しい挑戦に備えている”可能性がある」「フレームスは条件次第では動く」と指摘。また、フランク・セラヴァッリによれば、アンダーソン側と交渉が始まり、契約延長かトレードかが今後決まると見られている。

     さらに、Times of Indiaが報じた最新情報では、ダラス・スターズのスター選手(年俸3100万ドル)が交渉対象になるという大規模なトレード構想も浮上しており、注目度が高まっている。

    💬 ファンの声(Redditより)
    フレームスファンの反応も活発で、以下のような声がある:
    → ファンの中には「アンダーソンは絶対に残るべき」「将来のキャプテン候補」との声も多くあります。
    → 多くのファンは「カドリはトレードしてもよいが、アンダーソンは残すべきだ」と考えているようです。

     今後の見通しとしては、契約延長交渉の進展次第で「延長か、売却か」の選択が迫られそう。なお、アンダーソンは契約残り1年、年俸455万ドルと評価が割安で、トレード市場では十分な価値が見込まれている。
    ↩︎
  6. カナダ出身、元プロアイスホッケー選手で、引退後はフロント業務に転身した経歴を持つ。現在はトロント・メープルリーフスのGMを務めている。

     これまでに約10年にわたってカルガリー・フレームスのGM(2014〜2023)を歴任。フレームス時代には、ジョナサン・ユベールドーやナゼム・カドリとの大型契約や、マシュー・カチャックのトレードなどを主導した。

     フェニックス・コヨーテズ(→アリゾナ・コヨーテズ)のアシスタントGMや、マイナーリーグの球団オーナーとしても活動。
    ↩︎
  7. ○2025年7月3日、カロライナ・ハリケーンズが6年契約・総額5100万ドル(年平均850万ドル)でニコライ・イーラーズを獲得。
    ○イーラーズは28歳、前所属のウィニペグ・ジェッツで69試合63ポイント(24ゴール・39アシスト)、プレーオフでも7ポイントを記録。スピードと得点力に優れた実力派ウィンガーとして高い評価を受けている。

    ○移籍先にカロライナを選んだ理由について、イーラーズは「フランチャイズとしての安定性と新たな挑戦」を重視したとコメント。若手が多い組織の雰囲気やプレースタイルへの適合性も選択要因とされている。
    ○ハリケーンズは彼をトップ6フォワードとして補強。チームの攻撃力を底上げし、プレーオフ進出・東カンファレンス制覇を目指す布陣に組み込まれている。
    ↩︎
  8. カナダ・ニューファンドランド・ラブラドール州出身、ポジションはフォワード(主にセンター/ライトウィング)。2001年10月27日生まれ。身長180cm、体重81kg。

    ○2020年のNHLドラフト1巡目18位でニュージャージー・デビルズに指名され、以降同チームに所属。
    ○NHLデビューは2021–22シーズン。以後、チームの中心選手として定着し、持ち前のスピードとスキルで攻守に貢献している。
    ○ジュニア時代はQMJHL(ケベック・メジャージュニアホッケーリーグ)で活躍。カナダ代表として世界ジュニア選手権にも出場経験あり。 ↩︎
タイトルとURLをコピーしました