はじめに
延長戦での決着に、まさかの“ネット外れゴール”判定――。😲
11月4日、ナッシュビル・プレデターズとミネソタ・ワイルドの試合は、誰もが首をかしげる結末を迎えました。延長3分38秒、マーカス・ヨハンソンのシュートはネットに入っていなかったにもかかわらず、ゴールが認定。
激戦を演じたスティーブン・スタムコスの劇的同点弾も、この不可解な判定にかき消される形となりました。
🏒ヨハンソンが決めた!劇的オーバータイム勝利✨
参照記事:NHL公式サイト「Wild top Predators in OT after allowing tying goal by Stamkos with 0.3 seconds left」
ミネソタ・ワイルドが、ナッシュビル・プレデターズとの激戦を制しました😊!11月4日・火曜日、試合はグランド・カジノ・アリーナで行われ、結果は3-2。最後はマーカス・ヨハンソンが延長戦3分38秒に決勝ゴールを決めてチームを勝利へ導きました🔥
この試合、ワイルドは第3ピリオド残り0.3秒で同点に追いつかれるという、まさに「あと一歩」のところでの失点。それでもチームは気持ちを切らさず😊、延長戦で見事に勝ち切りました🏒。
決勝点となったプレーはちょっと珍しいシーン。
プレデターズのゴーリー、ユストゥス・アヌネンが勢い余ってゴール枠を外してしまい、ヨハンソンのシュートはゴール左側のネットの横に当たりました。それでも彼はすぐ反応し、ネットがずれた位置にパックを押し込んだのです!😲
NHLのシチュエーション・ルーム1でビデオ判定が行われ、アヌネンの動作によってネットがずれたと確認。判定どおり、ヨハンソンのゴールが認められました。
「正直、何が起こったのか分からなかった。喜んでいいのか迷った」とヨハンソンは笑います。「ああやってゴールがずれたとき、判定がどうなるか分からないけど、たぶん正しい判断だったと思うよ。ネットがなくても入れられてよかったよ」。
⏰スタムコスの執念!残り0.3秒の奇跡ゴール😳
延長戦までもつれたこの試合、ドラマは第3ピリオドのラストにありました。ゴーリーのアヌネンを下げて6人攻撃に出たナッシュビルは、なんと残り0.3秒⏰で同点ゴールを決めたのです😊!決めたのはベテランのスティーブン・スタムコス。
左フェイスオフサークルの高い位置から、ニック・ブランケンバーグの絶妙なパスを受けて放ったワンタイマーがゴールネットを揺らしました🏒✨
「残り8秒のときに時計を見たんだ」とスタンコスは振り返ります。「チャンスが来たらすぐ打つしかないと思っていた。みんなでパックをキープして、リトリーブ2やバトルもして、最後は’ブランキー’(ブランケンバーグ)から完璧なパスをもらって、それが決まったのは最高だった😊」。
ワイルドは一度は追いつかれながらも、最後まで落ち着いてプレーを続けました。キリル・カプリゾフは1ゴール・1アシスト、ブロック・フェイバーは2アシスト、そして決勝点のヨハンソンも1アシストを記録。
ゴーリーのフィリップ・グスタフソンも32セーブと奮闘し、チームは見事に2連勝を飾りました(5勝6敗3分)🎉
「2ポイントを取ることが一番大事」とミネソタのジョン・ハインズ監督。「今季初めて連勝できたし、第2ピリオドのあとにしっかり立て直せた。第3ピリオドの内容はとても良かったと思う」。
🎙監督たちのコメントと試合の振り返り
試合後、ハインズ監督は冷静にこう語りました🎙。「2ポイントを取れたのは大きいけど、コーチの立場から見ると、次の試合までに直したい部分もあるね」。勝ちながらも課題をしっかり見つめる姿勢が印象的でした💬
一方、敗れたナッシュビルのアンドリュー・ブルネット監督も前向きなコメントを残しています。「得点に苦しんだけれど、最後まで粘り強く戦えた😊。勝ち点1を取れたのは良かったよ😊。できればシュートアウトまで行きたかったけどね」。
マシュー・ウッドが1ゴールを挙げ、アヌネンは22セーブを記録しましたが、ナッシュビル(5勝6敗4分)は前日のカナックス戦でも延長で敗れており、これで直近6試合中5試合を落とす形3になりました(1勝3敗2分)。
それでもこの試合では、攻撃のリズムを取り戻しつつある様子が見られました。特に第2ピリオドでは、シュート数でミネソタを14対4と圧倒!チーム全体に戦う意志が戻ってきています🔥
🌟カプリゾフとブイウムの輝き✨歴史に残る一戦に
この試合では、スター選手と若手の両方が存在感を示しました😊。第1ピリオド10分44秒、キリル・カプリゾフがパワープレーからスロット上部でリストショットを放ち、先制ゴールを決めます!🔥
彼はここ6試合で8ポイント(3ゴール・5アシスト)と絶好調。まさにワイルドの攻撃をけん引するエースです💥。
第2ピリオド5分16秒では、ナッシュビルのマシュー・ウッドが同点弾。ミネソタのタイラー・ピトリックが自陣でパックを空振りしたところを突かれ、マイケル・マキャロンのパスをゴール前で押し込みました。
しかしその後、16分01秒、19歳の若手ディフェンス、ブイウムがパワープレーで再びリードを奪取💪ブロック・フェイバーのショットをゴール前で巧みに方向を変え、貴重な2-1のリードをチームにもたらしました。
「とにかく2ポイントを取れたのが大きい。思うような内容じゃなかったけど、勝つ方法を見つけることが大事。今日はその形で勝てた」とブイウム。若さと落ち着きを兼ね備えた一言4でした。
ワイルドvs.プレデターズのダイジェスト映像です!若武者ブイウムの活躍に注目!
📝試合メモと記録トリビア
さらに試合の裏では、記録面でも注目すべきトピックがいくつも!📊
スティーブン・スタムコスはキャリア通算6回目となる「試合残り1分以内の同点ゴール」を記録。これはNHL史上でも数少ない快挙で、オベチキンやセラニら名選手と肩を並べるものです。
これを上回るのは、フィル・エスポジト(8回)、アレックス・オベチキン(8回)、エヴァンダー・ケイン(8回)、デイブ・アンドレイチャック(8回)、テーム・セラニ(7回)、マリアン・ホッサ(7回)、アンゼ・コピター(7回)、ブレンダン・シャナハン(7回)のみです😊。
ヨハンソンも6試合連続ポイント(合計8ポイント:5ゴール、3アシスト)という自己最多記録を更新中。
また、19歳で今季NHLデビューを果たしたブイアムは、これがシーズン3点目のゴール。ティーンエイジャーとして同一シーズンにそれ以上の得点を挙げたディフェンスマンは、チーム史上ではニック・シュルツ5(2001-02シーズンの4点)のみとなっています✨🎉
試合内容も記録面も見どころ満載。劇的な幕切れに、ミネソタのファンは大いに湧いた一戦でした🏒💚
🏒延長戦での“幻のゴール”?ナッシュビルに起きた珍事
参照記事:The Tennessean6「Why Nashville Predators believe they ‘got screwed’ in controversial OT ruling vs Wild」
11月4日、グランドカジノ・アリーナで行われたナッシュビル・プレデターズ対ミネソタ・ワイルドの試合は、3−2でワイルドが延長戦を制しました😊。
この日の試合の結末は、アイスホッケーの試合としては非常に珍しいものでした。しかし、その決着の仕方が大きな波紋を呼びました。
延長3分38秒、ワイルドのマーカス・ヨハンソンが決勝ゴールを決め、3-2でミネソタが勝利を収めました🏒──のはずでした。ところがその瞬間、パックは実際にはゴールネットに入っていなかった7のです。😳
このプレーの数秒前、ヨハンソンがパックを触る直前に、プレデターズのゴーリー、ユストゥス・アヌネンが左ポストに激しく滑り込み、スケートでネットを外してしまった直後にプレーは続行。
その時点でワイルドはパックを保持しており、右ポスト付近でヨハンソンがパックを受けると、ヨハンソンの最初のシュートはネットの外側を叩き、跳ね返ったパックを再び打ったところで、審判が「ゴール」と判定しました。しかし、そのパックは実際にはネット内に入っていなかったのです。
この映像だと、プレデターズのゴーリーがワザとゴールを腕で動かしたようにも見えるが…。
⚖️審判の判定とNHLルールの適用
トロントのビデオ判定センターでの映像確認を経ても、その判定は「正しい」とされ、得点が認められることに。
審判団⚖️によると、アヌネンが「得点の差し迫ったチャンスの際に意図的にゴールを外した」と判断したからです。NHLのルール第63.7条8「得点の直前にゴーリーが意図的にネットを外した場合は得点を認める」に基づいたものです。
試合後、プレデターズのアンドリュー・ブルネット監督は「審判の説明では、彼らは“ゴールになると予想していた”ということだった。でも私はその見解に同意しない。そういうことなんだ」とコメント。
一方、フォワードのマイケル・マキャロンも怒りを隠さず、「今夜は完全にやられた気分だよ、あれを“ゴール”と判定したのは信じられない」とグランドカジノ・アリーナで報道陣に語りました。😠
さらに試合後、NHLは声明を発表しました。「ナッシュビルのユストゥス・アヌネンの行為により、パックがゴールラインを越える前にネットが外された。そのため、審判団はミネソタのマーカス・ヨハンソンに得点を認めた」と説明しています。

うーん、「まずゴール有りき」でジャッジした感じがするんだにゃ。プレデターズのゴーリーが、瞬間的に、あんなに大きく、しかも意図的にネットを外そうと考えるかな。最初のシュートでパックは入ってないんだし、常識的にネットを元に戻すべく、オフィシャル(審判)はホイッスルを吹くべきだと思う。その行為ができなかったのを隠そうとして、「ゴール」と強調したのでは?
🎥リプレイで見えた“真実”
しかし、リプレイ映像ではヨハンソンの最初のシュートは、ネットが本来の位置にあったとしても入らなかったことが明らかでした。そのシュートはネットの外側に当たり、ネットが外れていたためにパックが跳ね返り、ヨハンソンのもとに戻ってきたのです。
「どうしてあの場で審判が真顔で“ゴール”なんて言えるんだ?」とマキャロンは憤ります。「それでトロントに確認しても、結局“ゴール”のまま。もう理解できないよ。」
⚡スタムコスの劇的同点弾と“納得できない結末”🚨
この奇妙な結末を迎えた試合でしたが、終盤まで見応えたっぷりの展開でした。プレデターズのスティーブン・スタムコスが見せた終盤の大仕事は、その象徴とも言えます。
第3ピリオド終盤、ワイルドが2−1とリードする中、プレデターズのスティーブン・スタムコスが左サークルからのワンタイマーで残り0.3秒という劇的なタイミングで同点ゴールを決めます!⏱️✨ブルネット監督も「まさに歴史に残るようなショットだ。あんな一撃を決められる選手は、NHLの歴史の中でもほんの一握りだ」と絶賛😊。
このゴールでプレデターズ(5勝6敗4分=勝ち点14)は勝ち点1を確保し、指揮官は「今季の中でも最高の出来の試合だった、試合の主導権をほとんど握っていた」と胸を張りました。
しかし、延長戦での“幻のゴール”判定にはスタムコスも納得がいかず🤔、驚きを隠せませんでした。「理解できないのは、なぜあれほど“強調して”ゴールと宣言したのかということだ」と彼は話します。
「ネットが外れていたのはわかる。でも、もし最初のシュートがネットに入っていたなら問題ない。だけど彼(ヨハンソン)は最初のシュートを外したんだ。パックが戻ってきたのは、ネットが傾いていたから。ルールの解釈として、ネットがそのままだったら、パックは戻ってこなかったし、オープンネット9にもならなかったはずだ」と、冷静に状況を振り返りました。🤔
こうして、プレデターズにとっては悔しさの残る結末となったこの試合。ファンの間でも、「あれは本当にゴールだったのか?」という議論がしばらく続きそうです。💭
まとめ
延長戦の“幻のゴール”判定は、ルール上は正しかったのかもしれませんが、選手やファンの心には複雑な思いを残しました。🤔💭
スタムコスのようなベテラン選手でさえ首をかしげる結末は、NHLの判定基準やルール運用に改めて注目を集めています。勝敗を超えて、この試合は「アイスホッケーにおける公正さ」とは何かを問いかける一戦となりました。

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!
【註釈】
- トロントに置かれたリーグの動画判定センターで、ゴールの有無やオフサイド、ゴーリーインターフェアランスなどの重要な映像判定を一括して扱い、最終判断を下す役割を担う。試合の最後の1分や延長でのリーグ主導のレビューや、各チームが行うコーチズ・チャレンジの判定もここで処理され、オンアイス審判と連携して公平性の確保を目指している。
近年は映像フィードや分析ツールの導入で処理能力と一貫性が強化され、審判の負担軽減と判定の統一を図る“リーグの神経中枢”として機能している。
↩︎ - パックがボード沿いやディフェンシブゾーン内で「フリー」になった瞬間に、守備側の選手が素早く回収し、自チームの攻撃に転じるための動作を指す。
この技術が重要視される理由は、時間やスペースの制約下で状況を読み、スケーティングの角度やポジショニングを工夫して相手のプレッシャーを回避しつつパックを確保し、そのまま連続攻撃へとつなげられるから。
特にプロレベルでは「守備ゾーンから攻撃ゾーンへ移行する最初の一手」と考えられ、“ゲームの質を左右するプレーの一つ”とも言われている。
↩︎ - 北米メディアはNashville Predatorsの直近6試合で5敗という戦績に対し、「過去の不振傾向が今季も続いており、今のところ明確な改善の兆しが見えない」と批判的に見ている。たとえば、得点力低下やパワープレー成功率の停滞といった昨シーズンからの弱点が依然として足かせとなっており、一部では「このままではまたプレーオフ争いから遠ざかる可能性がある」との懸念も挙がっている。(参照記事:predlines.com「Nashville Predators are showing same bad trends from last season despite better start」)
↩︎ - Zeev Buiumの今シーズン初期の活躍を、「控えめながらも確かな手応えを見せている新人ディフェンスマン」と評価。彼はわずか19歳ながら、5×5・パワープレー両面で意欲的にプレーし、「ターンオーバーが少なく、冷静にパックを推進する能力」が強調されている。
また、注目はその得点生産力。複数ポイントを記録し、チーム史上「10代ディフェンスマンとして複数得点を挙げた最初の選手」としても報じられた。一方で、「まだ守備面での経験と安定性が必要で、今後の成長曲線に注意が必要だ」とも指摘されている。(参照記事:Hockey Wilderness「Where Does Zeev Buium Stand In the Calder Race?」)
↩︎ - Nick Schultzは、カナダ・サスカチュワン州出身の元NHLディフェンスマンで、2000年のNHLドラフトでMinnesota Wildに2巡33位で指名されそのままプロ入り。2001年から2017年まで17シーズンにわたってNHLでプレーし、主にミネソタのほか、Edmonton Oilers、Columbus Blue Jackets、Philadelphia Flyersでも活躍した。
国際舞台でもカナダ代表として世界選手権で2度の金メダルを獲得。現役引退後はフライヤーズの選手育成スタッフに転身し、若手の成長支援にも貢献している。
↩︎ - テネシー州ナッシュビルを拠点とする日刊紙で、1907年に創刊され、現在はGannett Co., Inc.の傘下にある。 中部テネシーの39郡および南部ケンタッキーの8郡をカバーし、地元ニュース・スポーツ・経済・文化面で広く読まれている。
同紙のオンライン版“tennessean.com”は速報性の高いニュース配信を行い、特にスポーツ(例:Nashville PredatorsやTennessee Titans)および地域報道で信頼される情報源とされている。
↩︎ - 北米メディアはこの「Marcus Johanssonの“幻のゴール”」に対して、大きく分かれて論評している。まず、審判団が根拠にしたとされるNHLルール63.7について「ネットが守備側によって意図的または偶発的にずらされた場合、得点を認めうる」という明文化された条項があることを報じている。
一方で、プレー内容を分析したコラムでは「ヨハンソンの最初のシュートはネットが正しく設置されていれば入っていなかった可能性が高く、ネットが外れていたことで2本目が生まれた」として、判定自体には“勝敗を左右しかねない微妙な解釈の余地”があったと指摘されている。
また、ファンやパックを手放した側のチームであるNashville Predatorsからは「われわれは不当に扱われた」との強い反発も報道されており、試合の勝敗以上に「判定の公平性」への議論が拡大している。(参照記事:swedenherald.com「Strange winning goal: \”We didn’t know if we should …」
↩︎ - 守備側選手(通常はゴーリー)が「得点の差し迫ったチャンス(imminent scoring opportunity)」の最中にゴールポストを外してしまった、あるいは外していた状態でパックがゴールラインを超えたと判断される場合に、オフェンス側にゴールが与えられ得るという規定。
この条文によると、ゴールを認めるためには以下の条件が満たされていなければならない:まず守備側の選手の動作によってゴールポストが位置を外していたこと、次に攻撃側がそのポストのずれ以前に明確な得点機会を持っていたこと、そしてそのずれが無ければ実際にゴールが成立していたと合理的に判断されること。
今回の試合では、守備側のゴーリーがポストを足でずらしてしまい、攻撃側がその後パックを打ってゴールラインを超えたとしてこのルールに基づき得点が認められた。
この規定は、故意・偶発を問わずポストを外してしまった場合に適用されるため、守備側の意図の有無にかかわらず、試合の流れを守るための「予防的な制度」として機能している。
↩︎ - ゴーリーがゴールから離れていたり、ネット自体が正しい位置に設置されていなかったりして、実質的に守衛者のいないゴールに攻撃のチャンスが生まれている状態を指す。例えば、後半残りわずかで守備側チームがゴーリーを交代して攻撃人数を増やした際に、相手が空いたゴールにシュートを打つ「空きネットゴール(empty-net goal)」が典型的な例。
今回の試合では、ネットがポストから外れて傾いていたため、ヨハンソンの最初のシュートがネット内に真正面から入らず跳ね返った後、実質的に“開いたゴール”の状態で再度狙うことが可能になったという観点から、スタムコスは「ネットがきちんと設置されていたらシュートが戻らないし、オープンネットにもならなかったはずだ」と語っている。
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