どんな状況でも自分たちのプレーを!サム・ベネットの決意🔥
フィンランド側は、マキノンの決勝ゴールに対して「オフサイドではないか」とビデオ判定(チャレンジ)を求めましたが、残念ながら認められませんでした。これでカナダは、まさに脱出王「フーディーニ」のような鮮やかな逆転劇を大舞台で完結させたわけです。
脱出王「フーディーニ」
20世紀初頭に世界的名声を博した奇術師、Harry Houdini(本名エーリヒ・ヴァイス)を指す。彼は手錠や鎖で縛られ、水槽や密閉箱、さらには水中に沈められた状態からも脱出するという、当時としては常識外れの“エスケープ・アクト”で一世を風靡した。
特に「水責め拷問房(Chinese Water Torture Cell)」の演目は、逆さ吊りのまま水槽に沈められるという極限状況からの生還を見せるもので、観客に「不可能からの帰還」という強烈なイメージを刻みつけた。
彼の凄みは単なる身体能力ではない。事前の徹底した研究、構造理解、そして観客心理を計算した演出によって、「追い詰められた状況を演出し、そこから鮮やかに脱する」という物語を完成させた点にある。
実際、彼は警察署の手錠や監獄からの脱出を公開で行い、権威そのものを舞台装置に変えてしまった人物。そのため英語圏では今でも、“Houdini act”という表現が「絶体絶命からの劇的逆転」を意味する慣用句として使われている。
今回の記事でカナダの逆転劇を「フーディーニ」にたとえたのは、ビデオ判定という“拘束”をくぐり抜け、残り時間わずかな状況から勝利を確定させた展開が、観客にとって「封じ込められたはずの状況からの脱出」に映ったから。
つまりこの表現は、魔法的な幸運を示すのではなく、極限状況で冷静さと技術を保ち、観客の目の前で不利な構図を反転させる力を象徴する言葉なのである。
フォワードのサム・ベネット(フロリダ・パンサーズ)は、試合後にこう語っています。「リードしている時だけ強いチームではいけない。たとえ劣勢でも最後まで戦い抜き、スコアに関係なく自分たちのプレーを貫き通すチームでないといけないんだ。僕たちはそれができるということを、今回また証明できたと思う」。
どんなに厳しい状況でも自分たちを信じるその姿勢が、今のカナダ代表を最強にしているのかもしれませんね。😊
粘りの同点劇!セオドアが放った会心のスラップショット🏒
試合が大きく動いたのは、第3ピリオドの10分34秒でした。カナダのシェイ・セオドア(ベガス・ゴールデンナイツ)が、激しい混戦の中から浮き上がるような鋭いスラップショットを放ったんです。これが決まって、カナダは見事に2-2の同点に追いつきました。
一方、カナダのゴールを守るジョーダン・ビニングトン(セントルイス・ブルース)も、この試合で15セーブを記録し、チームのピンチをしっかりと支えていましたよ。
試合序盤の攻防!フィンランドの先制と守備の姿勢🇫🇮
ここで少し時間を戻して、試合の始まりを振り返ってみましょう。第1ピリオドの16分55秒、フィンランドはセバスチャン・アホ(カロライナ・ハリケーンズ)がボー・ホーバット(ニューヨーク・アイランダーズ)とのフェイスオフに競り勝つという、見事なプレーを見せました。その流れからミッコ・ランタネン(ダラス・スターズ)がダイレクトに合わせるワンタイマーを決め、フィンランドが1-0と先制したんです。
フィンランドは2-0とリードを広げた後、さらに守備を固める戦術に切り替えました。第2ピリオドの3分26秒にエリック・ハウラ(ナッシュビル・プレデターズ)が数的不利な状況(ショートハンド)で得点してからは、フィンランドのシュート数は合計8本にとどまるなど、非常に守備的な展開になりました。
非常に守備的な展開
専門メディアの分析は「チームの基本戦術と盤石な構造の延長線上での選択」という見方を示している。
『The Hockey Writers』は、フィンランドが序盤に点を奪った後、攻守のバランスを意図的に守備側に重心移動させたことを指摘しており、具体的には「フィンランドはパックを失った直後でも背後へのスペースを埋め、カナダの高速進入に対してゾーン内で体勢を保つことを優先した」と報じている。
これは単なる安全策ではなく、フィンランドが普段から重視するゾーン・ディフェンスと間隔管理という戦術ポリシーに基づくものだと説明されている。こうした守備構造は、相手の中盤突破力を抑制する上で有効だが、点差以上のリードを維持するにはスムーズなトランジション(守から攻への切り替え)が必要であり、この部分で課題が露呈したと論評されている。
同じ分析の中では、フィンランドがリード後に「ニュートラルゾーンでの出し入れを減らし、クリアランス(パックをはじき出す)中心の構えになった」ために、攻撃の時間帯が大幅に減少したことも指摘されている。
実際、記事は「フィンランドは2点先制後にカナダの中央突破とライン送り込みに屈し、結果として長い守備時間が続いた」と述べ、その結果としてシュート機会や流れを再び掴みにくくなったことを説明している。
このように、フィンランドが守備重視へ傾いたのは「守備的になるべきではない」という単純なミスではなく、フィンランドが特徴としてきた組織的ディフェンスの延長線上にある戦術選択であると現地分析はまとめている。
対戦相手であるカナダは、複数のラインを機能させるオフェンス展開を持つため、リードされた後もパック保持を優先する戦い方に再現性がある一方、フィンランドはその変化に対応し切れなかったという評価だ。(The Hockey Writers)
選手たちの本音!激しい競り合いの中での分析🗣️
ハウラのゴールをアシストしたフィンランドのジョエル・アルミア(モントリオール・カナディアンズ)は、試合後にこう振り返っています。「カナダは本当に良いチームだ。自分たちは良いブレイクアウト(自陣ディフェンスゾーンでパックを奪った後、守備から攻撃へと組み立てながら安全かつ効果的に自陣を脱出する戦術のこと)ができなくなってしまい、それが守備的な展開を招いてしまったのかもしれない」。
さらに彼は、「彼らはパワープレーで2点を取った。5対5(の人数が同じ状況)では1点取られたけれど、あれはゴールキーパーへの妨害(インターフェアランス)だったと思うんだ。決定的なチャンスをそれほど多く与えたとは思っていないよ」と、悔しさを滲ませながら分析していました。
あれはゴールキーパーへの妨害(インターフェアランス)だった
試合の中盤、第3ピリオド10分34秒、カナダのシェイ・セオドアが放ったロングスラップショットがネットを揺らし、スコアを2-2のタイに戻した場面。
この同点ゴールの直前、フィンランドの守備陣とカナダのブラッド・マーシャンがゴール前で激しい接触を演じており、その衝突でマーシャンがフィンランドのゴールテンダー、ユーセ・サロスに接触したことで、フィンランド側には「ゴールキーパーへのインターフェア(干渉)があったのではないか」という不満が生じた。(Yardbarker)
華麗な連携!ラインハートとマカーのコンビネーション✨
カナダの反撃の足がかりとなったのは、第2ピリオド14分20秒のシーンです。サム・ラインハートがパワープレーで得点を決め、2-1と追い上げました。
このゴール、実はケイル・マカーの動きが鍵だったんです。マカーがブルーライン上を横に動きながら、混戦の中へ手首を返すリストショットを放ちました。そこにラインハートがスティックで絶妙に触れてコースを変え、パックは相手キーパーのサロスの脇を抜けてゴールへ吸い込まれたんです。
ラインハートはマカーについて、「彼はそのスペースを突くのが世界一なんだ。大事なのは、彼のシュートに合わせて正しいポジションに入ることだね。彼は世界最高のシュートを持っているから、僕はゴールキーパーの視界を遮ることに集中したんだよ。それこそが、彼が世界一である理由なんだ」と、チームメイトを大絶賛していました。
記録と期待!これからのカナダ代表に注目🏅
最後に、今大会の注目すべき記録や最新情報をまとめてお伝えしますね!
まず、準々決勝で負傷してしまったキャプテンのシドニー・クロスビーですが、実はまだ決勝戦への出場が完全に否定されたわけではありません。ファンとしては、彼の復活を祈るばかりですね。
実はまだ決勝戦への出場が完全に否定されたわけではありません
準々決勝で負傷離脱したカナダ代表キャプテン、シドニー・クロスビーについて現地メディアは、「可能性はゼロではないが、最終判断は直前までわからない」という見方を示している。
代表チームのジョン・クーパー監督は大会中に「クロスビーはトーナメント全体について“完全に否定されてはいない”」「日々状態を見極めている」と語り、決勝戦への復帰を公式に完全否定していないことを明かした。
これは、クロスビーが準決勝前の時点で完全な状態ではなかったため、チーム医療スタッフの評価を経て判断するという慎重なスタンスを示すものだ。(Reuters)
一部報道では、クロスビーは準決勝に欠場しているものの、コーチが「金メダルゲーム出場の可能性は準決勝より高い」と述べたことが伝えられ、単なる希望的観測ではなく、医療評価の結果次第では実際に出場の可能性があることが示唆されている。
また、チームメイトであるコナー・マクデイビッドも、クロスビーが「出場しようとするなら大きな影響力を持つ」と述べており、チーム内でも復帰へ前向きな期待が共有されている。
その一方で、複数の報道ではクロスビーが準決勝欠場に加え、オプション練習にも不参加である事実も伝えられており、出場可能性は“日々の状態次第の日程調整”段階であるというトーンが強い。実際、閉め切られた状態での練習への参加や歩行補助具の使用が見られるといった情報もあり、完全復活までの不確実性が高いことを報じている。(Yahoo!スポーツ)
そして、決勝ゴールを決めたマッキノン!彼は、NHL選手が参加するオリンピックにおいて、試合の最終1分間に勝ち越しゴールを決めた史上2人目の選手となりました。さらに、プレーオフラウンドという大舞台でこれを成し遂げたのは、彼が史上初めてなんです。
カナダ代表全体としても、NHL選手が参加する五輪で「複数得点差からの逆転勝利」を挙げたのは史上3チーム目ですが、それによって決勝進出を決めたのは初めてという、記録ずくめの快進撃を見せています。
最後に、新記録を打ち立てたマクデイビッドについて。彼は2006年のトリノ大会でフィンランド代表としてそれぞれ11ポイントを挙げた伝説の選手、テーム・セラニとサク・コイヴを上回る13ポイントを記録しました。まさに新時代の王者の誕生ですね!
テーム・セラニとサク・コイヴ
セラニはフィンランドを代表する伝説的ウイング。1992-93シーズンに76ゴールを記録してNHL新人記録を樹立し、「フィンランド・フラッシュ」の愛称で知られる。長年にわたり得点源として活躍し、通算684ゴールを記録。
オリンピックでは通算得点の歴代上位に位置し、2006年トリノ大会では11ポイントを挙げてフィンランドの銀メダル獲得に大きく貢献した。
コイヴはフィンランド代表の中心選手として、長く国際舞台を支えたプレーメーカー型センター。NHLではモントリオール・カナディアンズのキャプテンを務め、卓越したパスセンスとリーダーシップで評価された。
2006年トリノ大会では主将としてチームを牽引し、11ポイントを記録。攻守両面で安定した存在感を示した。
まとめ
今回の激闘は、カナダ代表の「逆境を跳ね返す精神力」と「次代リーダーの覚醒」を証明する歴史的一戦となりました。🏒先制を許しても自分たちのプレーを貫き、最後に勝利を掴む執念は、日常の困難に立ち向かう私たちにも勇気を与えてくれます。✨
いよいよ次は宿命のアメリカ戦。この勢いのまま頂点へ駆け上がる瞬間を、その目に焼き付けましょう!🔥

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!

