🏒はじめに
こんにちは!今回は、アメリカ・カナダで人気のアイスホッケーリーグ「NHL」の中でも、大注目イベント「ドラフト・ロッタリー1」について紹介します✨
2025年のNHLドラフト・ロッタリーがついに開催2されます。これは、若手有望選手をどのチームが指名できるかを決める超重要イベント。再建中の「シカゴ・ブラックホークス」にとっては、再建計画のタイムライン上でチームの未来を左右する大きな一夜なんです!
参照記事:Bleacher Nation3「Blackhawks Draft Lottery Scenarios: What They Could/Should Do at Each Possible Outcome」
NHLドラフト・ロッタリー!ブラックホークスの運命が決まる?
現在、ブラックホークスはロッタリーオーダーで2番目の指名順位を持っています。つまり、全体1位を引き当てる確率は2番目に高く、一方で3位や4位に後退する可能性もあるという、ちょっぴりドキドキな状況なんです😅
でも安心して!良いニュースとしては、ブラックホークスがどんなに運が悪くても、指名順位が4位より下になることはありません。しかも、今年のドラフト候補には2位以下でもチームの成長軌道を助ける有望な選手がたくさんいるんですよ💪
🥇1位を引き当てたら?ブラックホークスの悩ましい選択
もし運よくブラックホークスが全体1位を獲得したら…この場合、ブラックホークスにとっては非常に難しい決断を迫られます😅というのも、選択肢が2人の超有望選手に絞られていて、どちらを取るべきか判断が難しいのです。
一人は、コンセンサスでトッププロスペクト(若手有望株の選手)とされる、左利きディフェンスマンのマシュー・シェーファー。守りの要として将来を担える存在で、すでに高評価を受けています。
マシュー・シェーファーは、現在オンタリオ・ホッケーリーグのエリー・オッターズ所属、17歳。
もう一人は、今後10年にわたってチームの中核を担えるトップクラスのフォワード、マイケル・ミサ。センターとして攻撃の中心になれる選手で、なんとNHLで100ポイントを狙える実力者とも言われているんです😳
マイケル・ミサは、現在オンタリオ・ホッケーリーグのサギノー・スピリットのキャプテン、18歳。
昨年のイワン・デミドフ(モントリオール・カナディアンズ全体5位)とアルチョム・レフシュノフ(シカゴ・ブラックホークス全体2位)の選択と同様に、これは非常に難しい判断となります。個人的には、昨年ディフェンスマンを選んだので、今年はフォワードを取ってバランスを取るのが良さそう。そして、ミサには全体1位にふさわしい正当な理由があります。
特にミサのようなスケーティングに優れ、オールラウンドな選手は、チームの将来にとって大きな武器になるはず!また、センターとして長期的にプレーできるサイズも備えています。
でももしブラックホークスがすでに若手ディフェンス陣が充実している中で、さらにシェーファーを指名するのであれば、この夏にはプロスペクトをトレードの駒として使う“ドミノ効果”が始まる可能性(ディフェンスの若手が過剰になるので、夏の移籍市場でトレードが動く可能性)があるかも?🤔
✌️2位にとどまったら…?理想の展開を願いたい!
もし今夜のロッタリーで、シャークス(サンノゼのチーム)が1位、ブラックホークスが2位のままだったら、それは大成功と言えるかもしれません🎯そうなるように祈りましょう。
なぜなら、シャークスが1位でシェーファーを指名すれば、ブラックホークスは迷うことなくマイケル・ミサを指名できるから!この展開はまるで2023年の「コナー・ベダードが1位確定だった」ようなわかりやすさで、多くの専門家のモックドラフト4でも予想されている理想パターンです✨

モックドラフトのサイトはいろいろあるけど、やっぱり大手の有名サイトの情報が信用できるにゃ。【註釈】にいくつか紹介しているので参照してほしい。今シーズンのドラフトは昨年以上に不作との声もあるが、まだ10代の選手が多いし、可能性は無限大だ!
シャークスが全体1位でシェーファーを指名するのは、彼らにとって理にかなっています(ディフェンス力が弱いから)。これまでモックドラフトの多く(先週の最新版も含む)で、シャークスがシェーファーを選ぶと予想されていました。
ただし、もしシャークスが何らかの理由で予想外にミサを選んだり、1位指名権を他チームにトレードしたり、他のチームがロッタリーで勝利したら…ブラックホークスは頭を抱える展開に😱
そうなると、ブラックホークスにとってまた眠れぬ夜が続き、一晩中チーム関係者が会議してそうですね(笑)
📉3位や4位に落ちた場合の選択肢は?
最悪の場合、ロッタリーで他のチームが順位を上げ、ブラックホークスが3位や4位に落ちてしまう可能性もあります。
今回の考察では、1位と2位がシェーファーとミサで確定したと仮定しましょう。ブラックホークスにとって、これはそれほど大きな損失ではありませんが、このドラフトクラスの中で最もチームの成長軌道に貢献できる選手はやはりミサです。
そして正直に言えば、ブラックホークスがトレードを通じてトップ2に戻り、ミサを獲得する方法を模索したとしても、私はそれに不満はありません。
では、順位が落ちてしまった場合にブラックホークスが指名する可能性がある選手たちを見ていきましょう👀
🧊注目の有力候補たち(その1)
ケイレブ・デノワイエ(センター)
身長:6フィート1インチ(約185cm)/体重:178ポンド(約81kg)
利き手:左
2024–25所属チーム:モンクトン・ワイルドキャッツ(QMJHL=ケベック・メジャー・ジュニア・ホッケー・リーグ)
デノワイエについて調べれば調べるほど、もしブラックホークスが3位指名となった場合には彼が指名される可能性が高いと感じます。NHLレベルでもセンターとしてプレーを続けられるくらい体格バランスが良く、攻守両面でフィジカルに戦える選手。
彼がブラックホークスの次世代のジョナサン・テーブズ5(ブラックホークスの伝説的キャプテン)になるとは断言しませんが、彼はオールラウンドで強力なトップラインセンターとしての資質を備えています✨
コーリー・プロンマン6の最新のプロスペクトランキング(デノワイエを全体3位に評価)では、彼をニコ・ヒッシャー(ニュージャージー・デビルス)に例えていて、この順位で指名されても不思議じゃない存在とされています。
まだあどけない感じのする選手ですが、プレーはエグいです。
アントン・フロンデル(センター)
身長:6フィート1インチ(約185cm)/体重:198ポンド(約90kg)
利き手:右
2024–25所属チーム:ユールゴーデンIF(SHL=スウェーデンのトップ・リーグ)
スウェーデンのトップリーグで、10代ながら大人相手にプレーしていた実績を持つ選手。このような経験は、NCAAでのプレーと同様、NHLへのスムーズな移行において非常に価値があるとされています。
フィジカルに優れたスケーティング能力のあるセンターとして、プレーメイクも得意、さらにシュートも強烈、守備意識も高い⚡️今季序盤はケガで出遅れましたが、クリスマス以降は一貫して評価を上げており、今ではトップ3指名も視野に入る存在となってきました!
🧊注目の有力候補たち(その2)
ポーター・マートン(右ウィング)
身長:6フィート3インチ(約190cm)/体重:208ポンド(約94kg)
利き手:右
2024–25所属チーム:ブランプトン・スティールヘッズ(OHL)
パワーフォワード型で、体格はバッチリ💪身長190cmを超える大型選手で、相手ディフェンスを押しのけるようなフィジカルプレーが魅力。
マートンに対する評価の中で、スケートはあまり得意ではないという声もありますが、マートンはカチャック(オタワ・セネターズ)のようなパワーフォワードになれる可能性を秘めており、ブラックホークスのトップ6(第1&第2ライン)に必要な存在かもしれません。
ブラックホークスの小柄なセンター陣にとっては、負担を軽減する上で、こういうタイプの選手が前線にいてくれるととても心強いんです✨
ちなみに、カナダ代表の男子チーム7にも(予選段階ではありますが)招集されていて、注目度も急上昇中!すでにブラックホークスに所属している若手フォワードたちとの相性も良さそうで、将来が楽しみな存在です🔥
代表歴はかなりの選手。意外とこの選手を隠し球で指名してくるかも。
ジェームズ・ヘイゲンス(センター)
身長:5フィート11インチ(約180cm)/体重:170ポンド(約77kg)
利き手:左
2024–25所属チーム:ボストン・カレッジ(Hockey East ― NCAA)
1年前であれば、ヘイゲンスは全体1位指名の候補として議論されていた逸材。彼は大学進学ルートを選び、ドラフト前にNCAAで1シーズンを経験しています(これはブラックホークスが高く評価してきた要素であり、例としてレフシュノフが挙げられます)。ヘイゲンスは1年生ながらボストン・カレッジで1試合平均1ポイントを記録するという活躍ぶり🏒
ブラックホークスがこれまでに注目してきた「大学経験&スピードとスキル重視」にピッタリ当てはまる選手です。
ただし、身長が180cm以下ということで、センターではなくウィングで起用されるかもしれないというスカウティングレポートも…🤔その点がブラックホークスにとって懸念材料になるかもしれません。
ブラックホークスの主力センター2人(コナー・ベダードとフランク・ナザー)も6フィート未満の小柄な選手なので、サイズ面のバランスを考えると指名に慎重になるかも。
ジェイク・オブライエン(センター)
身長:6フィート2インチ(約188cm)/体重:172ポンド(約78kg)
利き手:右
2024–25所属チーム:ブラントフォード・ブルドッグス(OHL)
「もしブラックホークスが彼を3位や4位で取ったら、それは少し早すぎるかも?」という意見が、コメント欄やSNSで多く上がることは予想できますが、それだけ注目を集めている急成長株です📈
彼は1・2番手センターとして理想的なサイズを持ち、ドラフト前のシーズンでは印象的な攻撃スタッツを残しています(それが彼の評価急上昇の理由でもあります。66試合出場、32ゴール・66アシスト)。さらに、プレーオフでは11試合で11ポイント(3ゴール・8アシスト)という安定した活躍ぶり✨
ブラックホークスは彼が所属するチームの試合を何度も視察しており、十分な評価材料を持っている様子。
明確にしておきたいのは、もしブラックホークスがこのリスト上位の他の選手たちを差し置いてオブライエンを選んだとすれば、それはジュニアリーグでの彼のプレーを見て、求める要素を十分に確認できたと判断したからだ、と考えて間違いないでしょう!
📝まとめ:どんな結果になっても未来は明るい!
今夜のロッタリーでブラックホークスがどの順位を引き当てるのか、それによってチームの未来が大きく動きます。
1位や2位ならもちろん最高、でも3位や4位になっても素晴らしい選手が揃っているので、ファンとしては安心して見守ってOKです😉
これから何年かかけて、若手が育ちチームが強くなっていく姿を一緒に楽しみにしましょう!
それでは、ドラフト当日の展開をワクワクしながら待ちましょうね〜📺🏒✨

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!
【註釈】
- プレーオフに進出できなかった16チームの中から、1位~2位の指名順位を抽選で決める制度。成績が悪いチームほど当選確率は高くなるが、100%ではない。例えば、最下位チームの1位指名確率は約18%ほど。
抽選方法としては、「数字が書かれた14個のボールの中から4個を引く」組み合わせによって、各チームに割り振られた1000通りの中の1つが選ばれ、1位と2位の指名順が決まる。その後、残りの順位は前シーズンの成績の悪い順に自動的に並べられる。
この仕組みにより、不正な「負け狙い(タンク)」を防ぎつつ、弱いチームが有望選手を獲得しやすいバランスの取れた制度となっている。
↩︎ - 現地時間で5月5日(月)・午後7時開催予定。なお、2025年のNHLドラフトは、2025年6月27日と28日にロサンゼルスのピコック・シアターで開催予定。今年から、NFLやNBAのように、各チームが自拠点から指名を行う「分散型ドラフト」が導入される。
日本時間では、5月6日・午前9時頃からの放送が予想される。放送は、ESPN、Sportsnet、TVA Sportsなど。日本からは、NHLの公式アプリやESPNのストリーミングサービスなどで視聴可能。
↩︎ - シカゴを拠点とするスポーツニュースサイトで、シカゴ・ブラックホークスやシカゴ・カブス(MLB)などの地元チームを中心に詳しい情報を発信している。試合の分析、移籍情報、ドラフトの予想、若手選手の評価など、ファンに向けた分かりやすい内容が特徴。
↩︎ - NHLドラフト本番を前に、専門家やファンが「どの選手がどのチームに指名されるか」を予想してシミュレーションするもの。チームの補強ポイント、選手の実力、過去の傾向などを踏まえて順位ごとに予想が組まれ、「仮想ドラフト」としてドラフトファンに親しまれている。
1位候補や注目選手の動向を知るのにぴったりで、「実際のドラフトとどれだけ当たるか?」を楽しむのも魅力のひとつ。
信頼性が高く、毎年人気のあるモックドラフトの掲載メディアは以下の通り。
・TSN(Canada)
カナダのスポーツ専門メディア。ボブ・マッケンジーやクレイグ・バトンなど、NHLドラフトの権威が予想を公開。
・Sportsnet
カナダ最大手のスポーツネットワーク。映像付きのモックドラフト特集もあり、初心者にもわかりやすい。
・Elite Prospects
選手ごとの詳細なプロフィールやドラフトランキングが豊富。将来性や過去の比較がしっかり記載されている。
・YouTube(例:Steve Dangle Podcast, HockeyProspect.com)
映像で解説してくれるモックドラフトもあり、英語に抵抗がなければおすすめ。
これらのサイトや動画は英語中心だが、選手の情報や予想順位を調べるにはとても役立つ。気になる選手の予想順位をチェックしたいときにぜひ活用してみて欲しい。
↩︎ - カナダ出身の元プロアイスホッケー選手で、シカゴ・ブラックホークスの象徴的キャプテンとして知られている🏒2006年のNHLドラフトでブラックホークスから全体3位指名を受け、2007年にデビュー。
翌年にはわずか20歳でキャプテンに就任し、以後チームを3度のスタンレーカップ優勝(2010年・2013年・2015年)に導いた🏆守備力の高いセンターとして知られ、オリンピックや世界選手権でも金メダルを獲得。
「キャプテン・セリアス(真面目なキャプテン)」の愛称で親しまれ、リーダーシップと勝負強さを兼ね備えた選手としてNHLでも屈指の評価を受けています。
↩︎ - アメリカのホッケーアナリストで、NHLドラフト候補や若手選手(プロスペクト)の評価に定評がある専門家。現在はスポーツメディア「The Athletic」で活躍しており、スケーティング、パックさばき、ホッケーIQなどの細かな視点から選手を分析している。
彼の評価はNHLファンやスカウトの間で信頼されており、毎年のモックドラフトやランキングは「ドラフト前に必ずチェックしたい情報源」として多く引用されている。
↩︎ - マートンは2022年のU-17ホッケーチャレンジでは銀メダル、2023年のIIHF世界U18選手権では銅メダルを獲得。また、同年のHlinka Gretzkyカップで金メダルを手にしている。2024年にはIIHF世界U18選手権でキャプテンとして金メダルを獲得し、22ポイントで大会の史上最多記録を更新。大会後、U18 WJCオールスターにも選出された。 ↩︎