はじめに
3年連続でスタンレーカップ決勝へ進出したフロリダ・パンサーズが、再び歴史を動かしました!🔥カロライナとの激闘を制し、“王者の風格”をまとって頂点を目指します🏆今回は記事2つ分で映像たっぷりですよ🎥✨
静かな歓喜の裏に見えた覚悟、そしてキャプテン・バーコフが魅せた奇跡の8秒⏱️――見逃せない瞬間が満載です!
参照記事:Barrie360.com1「Defending champion Panthers head back to Cup Final with 5-3 win over Hurricanes」
フロリダ・パンサーズ、3年連続スタンレーカップ決勝進出!🎉
2025年5月、フロリダ・パンサーズが再びその実力を証明しました!カロライナ・ハリケーンズを相手に5試合でシリーズを制し、3年連続でスタンレーカップファイナルへの進出を決めたんです!🎊
試合終了のホーンが鳴ると、その瞬間、パンサーズの選手たちは落ち着いた様子でベンチを飛び越え、数人がゴールキーパーのセルゲイ・ボブロフスキーのもとへ駆け寄りました。でも、まるでレギュラーシーズンの1勝のような控えめな祝福。その背景には、選手たちが「まだ仕事は終わっていない」と考えていることが見えてきます。
フォワードのマシュー・カチャックは、「数年前はここまで来ること自体が大きな達成だったけど、今は完全にビジネスモードだ。もっと大きな目標があるから」とコメント。すでに視線はスタンレーカップそのものへと向かっているようです🔥
パンサーズvs.ハリケーンズの第5戦、ハイライト映像です!
カロライナを圧倒した第5戦💥
水曜日の夜、イースタン・カンファレンス決勝第5戦、会場はカロライナの本拠地。この試合は波乱に満ちていました。ハリケーンズは序盤から気迫のこもったプレーを見せ、どちらもセバスチャン・アホが挙げたもので、ニュートラル(中立)・ゾーンでのターンオーバー(パックの奪取)から2点を先取。
最初のゴールは、グスタフ・フォースリングのパスミスがアホのスケートにピッタリと合い、ブレークアウェイ(単独突進)となってゴールを奪われたもの。続く2点目は、第1ピリオド終了直前に、ニコ・ミッコラのミスから奪ったパックをそのままネットに押し込んでの得点でした。しかし、パンサーズは第2ピリオドに入り怒涛の攻撃を開始します。
カチャック、エヴァン・ロドリゲス、そしてアントン・ルンデルが立て続けにゴールを決め、わずか30秒間で2点を追加するなど一気に逆転!この勢いで、試合の主導権を握りました💪ボブロフスキーはこの試合で20セーブを記録しています。
30秒間で2点!ほんの僅かな時間で、展開が変わるのもアイスホッケーの醍醐味です!
とはいえ、カロライナも黙ってはいません。第3ピリオドの半ばにはセス・ジャーヴィスがボブロフスキーを破って3対3の同点ゴールを叩き込み、会場は大歓声に包まれました。しかし、試合終盤にドラマが…⏳
バーコフの神アシストと決勝ゴール⚡️
「まさに、ホッケーの魅力がすべて詰まっていた」とフロリダのポール・モーリス監督は語りました。「相手に押されて、こちらはミスを連発して、“こんなチームがプレーオフに出てていいのか?”という感じだったけど、気づいたらこっちがすごくいいプレーをしていたんだ」。
ジャーヴィスの同点弾で盛り上がる会場の空気を一変させたのが、フロリダのキャプテン、アレクサンダー・バーコフの個人技として際立っていたプレーなのです。
試合残り7分39秒、バーコフは左サイドのボード際でカロライナのドミトリー・オルロフと競り合いながらもパックをキープ。そのままクリーズ(ゴール前)方向に切り込み、エリック・ロビンソンの内側に入り込みながら、カーター・ヴァーヘイグへ完璧なパス!🥅
ヴァーヘイグはこれをしっかり決め、勝ち越しに成功、会場のハリケーンズファンを一気に静まり返らせました…。
「バーキー(バーコフ)は1人、2人と抜いて、僕にほぼ空っぽのゴールをくれたんだ。あの場面でのバーキーのプレーは本当に信じられないほどだったよ」とヴァーヘイグも称賛。まさにキャプテンの意地と冷静な判断が光る、試合を決定づけるプレーでした👏
その後、カロライナにパワープレイのチャンスが訪れたものの、フロリダの守備がこれをしっかり凌ぎきります。そして試合を締めくくったのは…試合終了まで残り54秒、サム・ベネットがペナルティボックスから戻ってきた直後にこぼれパックに反応し、エンプティネット(無人のゴール)へ追加点を決めました!
これでスコアは5-3。事実上の勝利が確定し、フロリダはシリーズを制したのです!🎯
静かなる喜び、そして次の戦いへ🔥
試合終了後、パンサーズは敵地カロライナの氷上で、カンファレンス優勝チームに贈られる「プリンス・オブ・ウェールズ・トロフィー2」の授与に際して記念撮影を行いました。派手に騒ぐことなく、氷上で記念撮影をする様子は、チーム全体が“まだ終わっていない”という意識で統一されている証。
トロフィー授与の様子。敵地ということもあり、パンサーズの選手達はやや大人しめか。
一部のハリケーンズファンは諦めきれず、敗戦にもかかわらず「Let’s go, Oilers!(がんばれ、オイラーズ!)」と声援を送り、フロリダの連覇を阻止したい気持ちをにじませていました😅
このような怒りや悔しさも無理はありません。というのも、フロリダは今回を含め、2度もカロライナのスタンレーカップ決勝進出の夢を打ち砕いているからです。カロライナが唯一優勝した2006年当時、キャプテンだったのが現在のロッド・ブランダムール監督でした。
「彼らは素晴らしいチームで、ここ数年は明らかにリーグのスタンダードを作っている」と、ブランダムール監督は語ります。「うちの選手たちも本当に全力で戦ってくれたよ」とコメント。来季への再挑戦に期待がかかります。
ちなみにこの敗戦で、カロライナはまたしてもスタンレーカップ決勝進出を逃すことに。現在7シーズン連続でプレーオフ進出を果たしており、そのすべてで最低1回戦は突破しています。
しかし、カンファレンス決勝では苦戦続きで、今回のシリーズも含めて3度目の敗退。そのうち2回はスイープ(4連敗)でした。これにより、カンファレンス決勝での連敗は15試合に達しています(2009年、2019年、そして2023年のフロリダ戦初戦を含む)——月曜日の第4戦での勝利が、その連敗に終止符を打った形となりました。
ちなみにグッズショップやPV会場はこんな感じ。
いざ、決勝の舞台へ!🏆
フロリダ・パンサーズはこれで、3年連続となるスタンレーカップ決勝進出を決めたことになります。今季もロードでの強さを発揮し、この試合までにアウェイで5連勝、プレーオフ通算では8勝を挙げています✨
パンサーズはこのシリーズの最初の3試合に勝利し、月曜の第4戦では0-3で敗れてスイープは逃したものの、水曜の試合終了時には、このシリーズのアウェイであるローリー(カロライナ州)での3試合すべてに勝利。また、フロリダがカロライナをイースタン・ファイナルで破るのは、過去3シーズンで2度目のことです。
決勝の相手は、西の覇者となるダラス・スターズかエドモントン・オイラーズ。現時点ではオイラーズがシリーズを3勝1敗でリードしており、再びフロリダとオイラーズの対決になる可能性が高まっています!
すでに「王者の風格」をまとい始めたパンサーズ。果たして悲願の連覇なるか⁉️ファンとしても目が離せない展開になってきました👀
参照記事:TheHour.com3「In Barkov They Trust: The Panthers, led by their captain, are headed back to the Stanley Cup Final」
バーコフが見せたたった8秒の奇跡⏱️
フロリダ・パンサーズの揺るぎない信頼がなぜアレクサンダー・バーコフに集まるのか、その理由をたった8秒のプレーが物語っています。イースタン・カンファレンス決勝の第5戦、第3ピリオド、試合は3対3の同点。
バーコフはリンクの右コーナーでパックを拾い、リンク裏をスケートしながら進んでいきます。その背後ではカロライナのディフェンス、ドミトリー・オルロフが214ポンドの体を使ってバーコフの進行方向を制限しようとしますが、全く歯が立ちませんでした。
バーコフは急停止し、軽やかに方向転換してゴール前に切り返すと、フロリダのカーター・ヴァーヘイグだけが届く位置にパックを滑らせたのです。ヴァーヘイグは見事に決勝ゴールを決め、パンサーズは3年連続のスタンレーカップ決勝進出となりました🏆✨。“バーキーを信じていた”——またしても。
ヴァーヘイグも「彼のプレーは素晴らしい。あれは全てバーコフの力だ」と絶賛。バーコフ自身はそういった称賛を嫌がるほど控えめですが、確かにチームにとっては欠かせない存在です。
最後をシメたのは、やはりキャプテン。決勝点のお膳立てとなる鮮やかなアシスト!
控えめだけど頼れるキャプテン✨
面白いのは、バーコフはとても謙虚な選手で、注目されることをあまり好みません。そして、彼自身が自分にそんな賛辞を述べることなど決してないでしょう。彼はきわめて控えめなスーパースターであり、注目を浴びることを気にしない人物です。
昨年、ボカラトンで行われたフロリダ・アトランティック大学のバスケットボールの試合でファンに声をかけられたときは、本気で驚いていたほど――そこはパンサーズの本拠地から北に約20分の場所です。それでも彼は、フロリダで最も優れたプレーヤーであり、3年連続でチームをスタンレーカップ決勝に導いています。
チームメイトのサム・ラインハートは「彼は世界最高クラスの選手の一人、いや最高かもしれない。強さも抜群。大事な場面で大きなプレーを見せるし、彼は間違いなくチームのリーダーだ」と語っています。
フロリダはスタンレーカップ決勝でエドモントン・オイラーズかダラス・スターズのどちらかと対戦予定。どちらが相手でも熱戦必至です🔥。
決勝での熱い対決と指導者同士のドラマ🔥
もしオイラーズが勝ち上がれば(現在、ウエスタン・カンファレンス決勝でスターズに3勝1敗でリードしている)、これはスタンレーカップ時代において11回目の決勝再戦。2008年・2009年のピッツバーグ対デトロイト戦以来の珍しい対決になります。
一方、スターズが決勝に進むと、パンサーズのポール・モーリス監督とダラスのピーター・デボア監督という、かつてオンタリオ・ホッケーリーグで師弟関係4にあった旧知の間柄の指導者同士の対決になります。今シーズン、フロリダとダラスはアメリカ国内での対戦は初めてで、今季の2試合はいずれも11月にフィンランドで行われ、パンサーズが2試合とも勝利しています。
【追記】既にウエスタン・カンファレンス決勝は終了しており、6-3でオイラーズの勝利。第1ピリオド、試合開始から10分間でオイラーズに3点取られたのはかなり痛い。ジェイソン・ロバートソンの2ゴール等でスターズは食い下がったが、オイラーズ攻撃陣の恐るべき破壊力に屈した形となった。
超速?でもないか^^;、今日行われたオイラーズvs.スターズ第5戦のダイジェストです!
ゴールテンダーのセルゲイ・ボブロフスキーは「一番大事なのはこれからのステップだ」と力強く話しています。
パンサーズはNHL史上9チーム目の3年連続スタンレーカップ決勝進出を果たしました。バーコフは、昨年初優勝した時にスタンレーカップを最初に掲げた初のフィンランド人キャプテンでもあり、苦しい時代もチームを支えてきました。
苦難を乗り越えた先にある輝き🌟
スタンレーカップ決勝の話はさておき、かつてのパンサーズは、プレーオフにすらなかなか出場できませんでした。それが今や、まるで遠い昔のことのように思えます。過去4年間で最も多くのプレーオフゲームを戦うチームは他にありません。今シーズンも少なくともあと4試合は残っています。
バーコフは「これは長い時間かけて築いてきたもの。毎年スタンレーカップを狙えるようなレベルに達するため、組織全体が本当に多くの努力している。リーグには他に31チームもあって、みんな毎年それを目指して戦っているのだから、簡単なことじゃない。でも、僕たちは3年連続で達成できている。今の時点でも信じられないほどの偉業だと思う」と語っています。
パンサーズで11年目の選手アーロン・エクブラッドは、バーコフよりも1年だけ遅れて入団しました。彼は当時の苦しい時代5を今でもはっきり覚えています。かつてはプレーオフをあと一歩で逃す年もあったし、5~6勝足りなかった年もありました。決してひどいチームだったわけではありません。ただ、そこまで強くなかったのです。
だが、それでもエクブラッドがこのチームの未来に希望を持ち続けた理由を、彼ははっきり覚えています。「僕たちにはずっとサーシャ・バーコフがいた。だから、チームが低迷していた年でも希望は消えなかった。バーキーがいたから、道を示してくれた」と話しています。
彼はあの時もチームを導きました。そして今も導いています。再び、決勝の舞台が彼らを待っています。

さあ、スタンレーカップ決勝はパンサーズvs.オイラーズに決定したにゃ。策略家モーリス率いるパンサーズの「あの手この手作戦」(どっかの駅伝監督みたい)が勝つか、「それ行け、ドンドン!」と攻めまくる超攻撃型オイラーズが勝つか、かなりの乱戦模様になって第7戦までもつれ込むと見たが、果たして結果はいかに!
まとめ
フロリダ・パンサーズの進化は、もはや偶然ではありません🔥。かつての低迷期を乗り越え、今やリーグ屈指の強豪へと成長🐾。控えめながら確実に結果を出すキャプテン・バーコフを中心に、築いてきた信頼と結束が3年連続の決勝進出に結実しました🏆。
いよいよ、連覇へのラストチャプターが始まります📖✨。

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!
【註釈】
- カナダ・オンタリオ州バリー市を拠点とする地域密着型のオンラインニュースメディア。地元のニュース、イベント情報、ライフスタイル記事を中心に、ポッドキャストやSNSも活用して多様なコンテンツを配信している。地元ラジオ局「Rock 95」「107.5 Kool FM」の支援を受けており、信頼性の高い地域情報源として知られている。
↩︎ - NHLのイースタン・カンファレンスのプレーオフ優勝チームに贈られる歴史あるトロフィー。1925-26シーズンに創設され、エドワード王子(後のエドワード8世)に由来する。その授与対象は時代とともに変化したが、現在はイースタン・カンファレンスの頂点に立ったチームに贈られ、彼らがスタンレーカップファイナルへ進出する証となっている。
↩︎ - アメリカ・コネチカット州ノーウォークを中心とした地域のニュースを配信するオンラインメディアで、日刊紙「The Hour」の公式ウェブサイト。1871年創刊の歴史ある新聞で、現在はHearst Connecticut Media Groupの一部として運営されている。
地域の政治、経済、文化、教育、交通などに関する最新情報を、デジタルと紙面の両方で提供している。
↩︎ - 彼らの関係は、まず1980年代後半にウィンザー・スピットファイアーズでのチームメイトとして始まった。モーリスが選手としてのキャリアを早く終え、1987-88シーズンにスピットファイアーズのアシスタントコーチに就任した際、デボアはまだ選手としてプレーしており、モーリスが指導した最初の選手の一人となった。
真の師弟関係が深まったのは、1993-94シーズンにモーリスがデトロイト・ジュニア・レッドウィングスのヘッドコーチに就任した時。彼は当時、法律を学んでいた友人のデボアをアシスタントコーチとしてチームに迎え入れた。この期間に、デトロイト・ジュニア・レッドウィングスは1994-95シーズンにOHLチャンピオンシップを獲得し、二人は指導者として共に成功を収めた。
↩︎ - 現在チームの在るアトランティック・ディビジョンがまだサウス・イースト・ディビジョン時代、2011-12シーズンに準々決勝ラウンドに出場した後、7年間、ほとんどプレーオフに縁がなかった。唯一15-16シーズンにプレーオフ進出を果たしたが、第1ラウンド、ニューヨーク・アイランダーズに2勝4敗で敗退している。 ↩︎