はじめに
木曜のロジャーズ・プレイスで、エドモントン・オイラーズがデトロイト・レッドウィングスに4-1で勝利!ハイマンがハットトリック、マクデイビッドは4アシストと圧巻の活躍を見せました✨連携プレーで先制点を奪い、第2ピリオド以降も勢いは止まらず。
エクホルムやドライザイトルも得点に絡み、ホームスタンドを勝ち越しで締めくくったオイラーズの熱戦の全貌をお届けします。
参照記事:NHL公式サイト「Hyman scores hat trick for Oilers in win against Red Wings」
エドモントンの勝利とマクデイビッドの活躍✨
木曜日、ロジャーズ・プレイスで行われた試合で、エドモントン・オイラーズがデトロイト・レッドウィングスを4-1で下しました。注目はやはりザック・ハイマンとコナー・マクデイビッドの活躍です。ハイマンはハットトリックを達成し、マクデイビッドは4アシストを記録しています。
マクデイビッドはこれで、4試合連続マルチポイントゲームとなり、合計12ポイント(5ゴール、7アシスト)を挙げています。
ハイマンはマクデイビッドについて、「最近の彼は本当に攻めている。試合を完全に支配しているよ。自分のためにも周りのためにもチャンスを作るし、彼が世界最高の選手と言われるのには、誰もが納得する理由があると思う」とコメント。
さらに「彼が今のように調子に乗って主導権を握ると、本当に止めるのが難しい。ここ2週間ほどは、驚くほど素晴らしいプレーをしているよ」と話し、ここ最近のプレーぶりを絶賛1しました。
オイラーズは、マティアス・エクホルムも得点を挙げ、レオン・ドライザイトルは2アシストを記録。ゴールを守ったスチュアート・スキナーは27セーブをマークしています。これでオイラーズ(14勝11敗6OT負け)は、5試合のホームスタンド(ホームゲーム連戦)を3勝1敗1OT負けで終えています。
「とても大きな意味があるよ。本当に競争の激しいリーグで、どのチームも勝つ方法を見つけながら順位を上げてきている」とスキナーは語りました。
「このホームスタンドでいくつか勝てたのは本当に重要だった。特にホームでは、取れる勝ちはできるだけ積み上げたいからね」。
レッドウィングス(17勝12敗3OT負け)は、サイモン・エドヴィンソンが得点し、ゴーリーのキャム・タルボットが25セーブを記録しました。デトロイトは、この試合前まで6試合連続で勝ち点を獲得(4勝0敗2OT負け)しており、水曜日にはカルガリー・フレームスに4-3で勝利しています。
「我々はしっかり試合に入れていたと思う。変な言い方になるけど、今回の遠征の中でも、内容としてはかなり良い試合だったと思っている」とレッドウィングスのトッド・マクレラン監督は振り返りました2。
「無駄に慌てる場面も少なかった。ただ、攻撃面で見ると、ゴール前のエリアでの迫力が足りなかった。それに、シュートが枠を外れたり、ブロックされたりする場面が多くて、ゴール前に入っていった割に報われなかった。それは残念だったね」。
先制から第2ピリオドの展開⚡
試合は第1ピリオド14分25秒に動きました。ハイマンがパワープレーで先制ゴールを決め、オイラーズが1-0とリードします。
これは、ドライザイトルからのクロスクリースパスをマクデイビッドが受け取り、すぐに反対側へ折り返す連係プレーで、タルボットの背後でハイマンはフリーの状態で簡単に無人のゴールを決めました。いわゆる“ティック・タック・トー”の連係プレー3。
レッドウィングスの主将ディラン・ラーキンは、「特別な選手だ。今夜はコナーが意志の力でチームを勝利に導いた」とコメント。
「連戦明けでこの会場に来て、少しでも油断したり、準備ができていなかったり、氷上のどこに彼がいるのか分からなければ、必ずやられる。そして今夜、実際にやられた」と続けました。
第2ピリオド2分46秒、エクホルムがブルーラインから放ったシュートがタルボットのグラブに当たり、ゴールイン。オイラーズは2-0とリードを広げます。
しかし同5分41秒、レッドウィングスも反撃。エドヴィンソンが後方から攻撃に加わり、速攻でゴール前に入り、ネイト・ダニエルソンからのパスをスロットで受けて、スキナーのグラブ側を破り2-1とします。
エドヴィンソンは水曜日のフレームス戦でシュートをブロックして負傷しており、この試合の出場は直前まで不透明でしたが見事な復帰となりました。
「ミッドゾーンでマルコ・キャスパーからパスを受けて、ダニ(ダニエルソン)に出そうとしたら、彼がサイモンを見つけてゴールになった。あれは良かったね」と、エドヴィンソンのゴールをアシストしたエルマー・ソーダーブロムは振り返っています。
「試合の入りは良くて、最初のうちはチャンスも作れていた。あそこで何本か決められていれば、展開は違っていたと思う。だから立ち上がりはしっかりしていた。ただ、ペナルティも取られてしまったし、相手も良いチームだった。厳しい敗戦だったね」。
デトロイト・レッドウィングスvs.エドモントン・オイラーズ戦のハイライト映像。毎年そうなんだけど、スロースターター、オイラーズ、やっと重い腰を上げるのか?
試合終盤とハイマンのハットトリック🔥
第2ピリオド17分48秒、ハイマンがこの日2点目を決め、オイラーズは3-1とリードを広げました。マクデイビッドが跳ね返ったパックを空中でキャッチし、右側からノールックで股抜きのバックパスをゴール前に送ると、待っていたハイマンがタルボットのブロッカーを破ってゴール。
ハイマンのハットトリックだけを集めた映像。2点目のアシスト・パスも凄い。
第3ピリオド18分43秒には、ハイマンが無人のゴールにパックを流し込み、この試合3点目を記録。自身通算6度目となるハットトリックで試合を締めくくりました。
オイラーズのクノブラウク監督4は、ハイマンについて「ザックは昨季、なかなか得点できず、確か11試合目までゴールがなかった時期があった。今年も似たようなスタートだったが、決してプレーが悪かったわけではない。ケガから復帰して、パックの感覚を取り戻している途中だったのかもしれない。
彼は我々が得点を託している選手だ。今夜はコナーが見事にチャンスを演出していたが、ゴールを決めるというのは簡単なことではない。それでも彼は、これまでもかなりの頻度で決め続けてきた」と称賛しました。

ハイマンが見せた圧巻のハットトリックは、まさにチームの勝利を決定づける活躍だったにゃ🔥マクデイビッドの絶妙なアシストを受け、冷静にゴールを決めるその技術と勝負強さは圧倒的。ケガからの復帰後も安定した得点力を取り戻し、オイラーズにとって欠かせない存在であることを改めて証明した試合だったかな。
選手コメントと試合ノート📋
ハイマンの活躍についてマクデイビッドは、「彼は本当に良いプレーをしている。明らかに彼にとって大きな夜だったし、3得点を挙げたのは素晴らしいことだ。自信にもつながるし、調子を取り戻していくうえでとても重要だと思う」とコメント。
また、「自分の仕事は試合に影響を与え、チームの流れを動かし、チャンスを生み出すことだと思っている。このホームスタンドでは、僕たちのラインは良いプレーができた。あの2人とまた一緒にプレーできて良かったし、3人とも一緒にやることにとても慣れているラインだからね」と語っています。
試合ノートとしては以下の通りです。
◯ドライザイトルは4試合連続ポイント(2ゴール、7アシスト)、通算1,000ポイントまであと4に迫った。
◯ハイマンの通算6度のハットトリックはいずれもオイラーズで記録されたもの。
◯エクホルムは4試合連続ポイント(1ゴール、4アシスト)、直近8試合で9ポイント(2ゴール、7アシスト)。
◯ライアン・ニュージェント=ホプキンスも4試合連続ポイント(1ゴール、5アシスト)としている。
ハイマンのハットトリックでオイラーズがウィングスを圧倒勝利
デトロイト・レッドウィングスの若手も奮闘しましたが、エドモントン・オイラーズのスーパースター、コナー・マクデイヴィッドの前には及びませんでした💦ハイマンのハットトリックやエクホルムの得点でオイラーズが快勝。
ウィングスは貴重なサイモンのゴールで1点返すも3連勝はストップ。次戦はケインの古巣シカゴでブラックホークスと対戦、注目のロードゲームが続きます🏒
参照記事:Detroit Free Press(freep.com)5「Connor McDavid dazzles to snap Detroit Red Wings 3-game win streak」
若手も奮闘🔥でも、やっぱりマクデイヴィッドには敵わない
今シーズンのデトロイト・レッドウィングスは、若手選手たちの大きな貢献が目立っています。フレッシュな力でチームを盛り上げてきましたが、12月11日(木)のエドモントン戦では、一人のスーパースターにはさすがに太刀打ちできませんでした。
それがエドモントン・オイラーズのコナー・マクデイヴィッドです。
3度のMVPに輝いたマクデイヴィッドは、この日オイラーズが挙げた4ゴールすべてにアシストを記録。第1ピリオドで1点、第2ピリオドで2点、そして第3ピリオドにはエンプティゴールへのアシストも決めています。
ウィングスは12月11日(木)、アルバータ州エドモントンのロジャーズ・プレイスで行われた試合で1-4と敗れ、3連勝が途切れました💦
この敗戦により、同日勝利したタンパベイ・ライトニングやボストン・ブルーインズの動きも影響し、ウィングス(17勝12敗3分)はアトランティック・ディビジョンで3位に後退6。
ディビジョン内ではモントリオールに2ポイント差を付け、イースタン・ワイルドカード首位のフィラデルフィア(同日敗戦)には1ポイント差という状況です。
サイモンが決めた!💪ウィングスの貴重な1点
ウィングスの唯一の得点は、ディフェンスマンのサイモン・エドヴィンソンが決めました。彼は前日・水曜日のカルガリー戦で第3ピリオドを負傷により欠場しており、試合に出られるかも微妙な状況だったのです。それでも、第2ピリオド・5分41秒にルーキーのネイト・ダニエルソンからのパスを受け、手首で押し込む形でゴールを決めました✨
一人でゴールへのお膳立てをして、一人で決めることができるサイモン・エドヴィンソン。デトロイトに新たなスターの誕生です。
一方、元50ゴールスコアラーでミシガン大学出身のザック・ハイマンは、マクデイヴィッドの巧みなプレーの最大の恩恵を受けています。第2ピリオドには背後から足の間を通す巧みなパスもあり、各ピリオドでゴールを重ねてハットトリックを達成。今シーズン5ゴール目をマーク。
この試合はマクデイヴィッドにとってキャリア43度目の4ポイントゲームとなり、オイラーズのキャプテンはここ4試合で合計5ゴール・7アシストという怒涛の活躍を見せています🔥
エクホルムも得点!オイラーズ絶好調⚡
マティアス・エクホルムもオイラーズの得点に名を連ねました。チームはシーズン初めの2か月で勢いをつかめず苦戦していましたが、その後の9試合では5勝2敗2分と好調を維持7しています。ゴールテンダーのスチュアート・スキナーはこの日、27本のシュートをセーブし、チームを支えました。
これでエドモントンはウェスタン・カンファレンスのワイルドカード1位に浮上し、5試合のロードトリップに出発しています🚗
一方、ウィングスのフォワード、パトリック・ケインは3試合連続で無得点。キャリアゴールは497のままで、NHLの50人目の500ゴールスコアラー(アメリカ出身選手としては5人目)を目指す挑戦は続きます。
ゴールテンダーのキャム・タルボットは、2015年から2019年までの4シーズンでプレーした都市に戻り、レッドウィングスの25本のシュートを防ぎました。久しぶりの古巣での活躍に、ファンも注目したことでしょう👀
またロードゲーム…?🚌ウィングス、シカゴへ
レッドウィングスは、6試合・10日間のロードトリップを終える最後の試合で、16シーズンにわたりパトリック・ケインのホームアリーナだったシカゴに立ち寄ります。土曜日にはブラックホークスと対戦(現地時間午後8時、FanDuel Sports Network Detroit中継)します。
ブラックホークス(13勝11敗6分)も金曜夜にセントルイスで試合を行ったばかりで、ウィングス同様ロードゲームの疲れがあるかもしれません。土曜にはユナイテッドセンターでオリジナルシックス・トリビュートゲーム8も控えており、注目の一戦となりそうです🏒
次の対戦カードは、レッドウィングス(17-12-3)対シカゴ(13-11-6)。試合開始は12月13日(土)午後8時(日本時間:12月14日・日曜日、午前10時)、場所はユナイテッドセンター(シカゴ)。テレビ・ラジオ中継はFanDuel Sports Network DetroitとWXYT-FM(97.1)で視聴できます。
まとめ
エドモントン・オイラーズはデトロイト・レッドウィングスに4-1で勝利し、ハイマンがハットトリック、マクデイビッドが4アシストの大活躍✨攻撃の中心がチームを引っ張り、連続ポイント記録も更新。
勝利の要因と選手の働きを理解すれば、試合を観る視点や応援の楽しみ方が広がります。

ここまで読んでくれて、サンキュー、じゃあね!
【註釈】
- 近年のコナー・マクデイビッドは数字こそ圧倒的ですが、北米メディアの一部では「必ずしも無条件で絶好調とは言えない」といった指摘もある。最新シーズンではハットトリック級の爆発力こそ見せるものの、リーグ全体での期待値や過去の自身のパフォーマンスと比較すると、5対5のプレーにおけるポイント生産性が若干低下しているとの分析も見られる。
これは単に得点やアシストの合計だけでは表れない部分で、McDavid自身が、注目されるパワープレーでの貢献に依存する傾向が強まっていると評価される要因である。また、プレータイムの多さやチーム戦術上の負担の大きさが、集中力やスタミナに影響を与えているのではないかとの専門家の見立てもある。
したがって、彼の輝かしいスタッツの裏には「圧倒的な才能ゆえにチームが依存しすぎている」という批評的な見方も多い。
↩︎ - マクレラン監督は、試合後の談話で「攻撃のために十分なネット前のプレー強度がなかった」と語っているが、北米メディアの分析では、この発言は単なる反省以上の意味を持っている。今季のデトロイトは、得点機会を作る力自体はあるものの、攻撃の“質”の部分で一貫性を欠くことが批評されているからである。
試合によってはパワープレーやスペシャルチームで得点を挙げるものの、5対5の通常の流れの中でネット前に持ち込むシュートや危険なリバウンドチャンスの創出が不足し、チーム全体で得点力を割り振る際に偏りが生じやすいという指摘が出ている。
また、マクレラン自身が練習でチーム全体の責任感やゲームマネジメントを強調し、選手たちに攻守両面でのアグレッシブさを求めている背景には、単発の攻撃ではなく持続的な攻撃を展開する必要性があるという戦術的な課題意識があると報じられている。
こうした批評は、「良い試合内容」は必ずしもゴールに直結せず、ネット前でのプレー強度と得点につなげる決定力がチームの次のステップになるという文脈で語られている。
↩︎ - アイスホッケーにおける「tic‑tac‑toe play」とは、3人以上の選手が連続してテープ‑トゥ‑テープ(パックを確実につなぐ)パスを行い、守備側の注意を分散させて得点につなげる攻撃パターンを指す。
この言葉は本来紙ゲームの三目並べに由来し、「○×○」のように三者が連係して1列の流れを作ることから名付けられましたが、ホッケーではテンポの良い3連係パスで守備を崩すプレーを意味する。
tic‑tac‑toeは通常パワープレーや人数有利の状況、あるいはオフェンスが優位な奇数人数の攻撃(例:3対1)で発生しやすく、守備側がカバーしきれないスペースを突くことで高確率のシュート機会が生まれると評価されている。
この種のプレーは単なるパス回しではなく、攻撃側の視野・判断・パス精度・スピードが揃って初めて成立する高度な連携戦術であり、NHLのハイライトとしてしばしば取り上げられるプレーでもある。
tic‑tac‑toeが成功すると、守備陣のポジショニングを崩し、ゴール前で自由なシュートチャンスを作れるため、得点期待値の高い攻撃として現代ホッケーで重視されている。
↩︎ - 監督がハイマンの得点力について語ったように、北米メディアでも彼のスロースタートとその後の復調は注目されている。ハイマンは今季、シーズン序盤に怪我からの復帰直後で調整に時間を要したものの、近年も同様にシーズン初期は得点が伸び悩んだ経験があり、最終的に持ち前のゴールへの嗅覚を取り戻してチームへの貢献度を高めてきている。
メディア分析では、ハイマンの強みは単なる得点だけでなく、ゴール前での粘り強さやリバウンドへの反応、そして味方の出現するスペースを創出する動きにあり、これが過去シーズンの得点数や勝利に直結していると評価されている。
特にMcDavidや他のスター選手と共にプレーすることで、彼自身のシュート機会も増加し、リーグ内でも高い得点期待値を生み出す一方、監督や解説者からは「チームが依存しすぎている」との指摘もあり、代替可能な得点力を持つ選手の育成が課題とされてもいる。
こうした視点から、ハイマンの復調は単なる個人の好調以上に、オイラーズ全体の攻撃力の回復を象徴するものと受け取られている。
↩︎ - 「freep.com」は米国ミシガン州デトロイトを拠点とする老舗新聞Detroit Free Press(デトロイト・フリープレス)の公式サイトで、地元ニュースやスポーツ、政治、経済など幅広い情報を提供する主要なニュースメディア。
Detroit Free Press自体は1831年創刊と歴史が長く、米国の新聞業界でも著名な存在として知られている。新聞として累計10回のピューリッツァー賞受賞歴があり、地域情報を深く取材する報道力でも評価されている。
独立系のニュースサイトとしてfreep.comは、地域密着の速報性と豊富なアーカイブを強みとしており、特にデトロイトやミシガン周辺のスポーツ情報(NHL、NFL、MLBなど)や社会ニュースを扱う際に広く参照される。
また、メディアの評価機関によるとDetroit Free Pressは信頼性が高くニュートラル寄りの報道を提供するメディアと評価されており、偏向や誤報が少ないと判断されている。その一方で、読者・評論家の間では編集方針や論調に対して賛否が分かれることもあり、特に意見記事ではややリベラル傾向があるという評価もある。
こうした背景を踏まえると、freep.comは単なるブログや個人メディアとは異なり、長い歴史を持つ新聞社のデジタル版として、信頼できる一次情報源のひとつとして活用できるニュースサイトだと言える。
↩︎ - 現在のアトランティック・ディビジョンでは、タンパベイ・ライトニングが首位をキープ。攻撃力に優れ、複数試合で大量得点を記録するなど安定して勝ち点を積み上げており、ディビジョン首位の座を確保している。
そのすぐ後ろにはボストン・ブルーインズが2位につけており、首位との差は数ポイントだが、総合的には上位争いに加わっている。ブルーインズは主力選手の復帰やチーム力の底上げが伝えられており、今後の残り試合次第では順位変動の可能性もある。
この結果、デトロイト・レッドウィングスはタンパベイとボストンの勝利もあって、17勝12敗3OT負けでアトランティック・ディビジョン3位に後退し、4位・モントリオールとの差は2ポイント、東カンファレンスのワイルドカード首位のフィラデルフィアとの差は1ポイントという接戦の状況となっている(この試合終了段階)。
↩︎ - エドモントン・オイラーズは今季、序盤の失速から徐々に立て直しを図っており、記事にあるような5‑2‑2の好調な戦績はその象徴である。序盤はチームの得点力が低迷し、攻撃面での不安がメディアでも指摘されていた。
例えば、パワーランキングではチーム全体の得点効率やシュート機会創出で中位以下に位置することが報じられ、序盤戦の苦戦が数字として現れていたと分析されている。その背景には、主力選手に依存する攻撃構造や守備・ゴールテンディング面の不安も指摘されていたが、最近の勝ち星が示すようにチームは徐々にバランスを取り戻しつつあるという評価も出ている。
特に、強力な2トップ(マクデイビッドとドライザイトル)のほか、ハイマンやエクホルムらが絡んだ得点が増えていることが、調子回復の要因として挙げられており、これは単なる一過性の勝利ではなく、チーム全体のプレー強度の向上と連動していると見る向きもある。
こうした流れの中でオイラーズはウェスタン・カンファレンスのワイルドカード圏内に躍り出ており、これからのロードゲームでさらなる勢いをつける可能性が高まっている。
↩︎ - NHLの「Original Six」とは、リーグ初期に存在した6つの歴史的フランチャイズ(モントリオール・カナディアンズ、トロント・メープルリーフス、ボストン・ブルーインズ、ニューヨーク・レンジャース、デトロイト・レッドウィングス、シカゴ・ブラックホークス)のことを指す。
これらのチームは1942〜1967年までの長い間NHLのみで競い合い、リーグの伝統や人気を築いてきた象徴的存在である。
2025‑26シーズンは特に、3つのOriginal Sixチーム(レッドウィングス、ブラックホークス、レンジャース)が創設100周年の記念シーズンを迎えており、さまざまな特別イベントが組まれている。
中でも「Original Six tribute game」は、通常のレギュラーシーズンゲームでありながら、その歴史的価値を称える特別な意義が加わっている。特にシカゴでは、チームがかつて長年本拠地としていたChicago Stadium(通称“マッドハウス・オン・マディソン”)の歴史と雰囲気を称えるセレモニーや展示、往年の名選手の招待といった祝賀イベントが開催される。
これらは単なる通常戦という枠を超え、地域とファンにとっての伝統を祝う場ともなっている。
例えば、12月13日のブラックホークス対レッドウィングス戦では、試合前にChicago Stadiumのレガシーを称えるプレゲーム式典が行われる予定で、往年のチーム関係者や記念展示、ファン向けアクティビティも実施されると発表されている。 ↩︎

